GoogleドライブをownCloudに接続する理由

Googleドライブのようなパブリッククラウドにデータを保存する人は多いでしょう。パブリッククラウドとは、クラウドプロバイダーなどが提供するクラウドコンピューティング環境を、企業や組織をはじめとした不特定多数のユーザにインターネットを通じて提供するサービスです。ユーザはハードウェアや通信回線などを自分では所有せず、クラウドインフラのベンダーが提供するパッケージされたクラウド環境を共有しながら使用します。つまり、サーバ本体、設置場所、ソフトウェアもクラウドプロバイダーが準備をしてくれるということは、逆にシステムユーザ側で把握、コントロールすることはほぼ不可能であるとも言えます。そのためパブリッククラウドのユーザーはセキュリティポリシー等、クラウド事業者のルールに従う必要があります。

一方で、ownCloudのようなプライベートクラウドはクラウドの技術を用いて一つの企業のためだけに構築するコンピューティング環境を提供するサービスです。ownCloudを利用したい場合、サーバを独自に所持する必要があります。また、クローズドなシステムとなるため、社内独自のセキュリティポリシーを適用します。GoogleドライブをownCloudに接続したら、ファイルをownCloudに直接かつ簡単に移動(転送)できます。ownCloudへのアクセスはLinuxクライアントに対応していますが、Googleドライブができません。

ownCloudはGoogleドライブのような外部クラウドサービスとの結合をサポートします。Googleドライブを外付けストレージ感覚でownCloudと結合した後、データ保存に15 GBの容量を追加できます。

GoogleドライブをownCloudに接続する方法

現在、ファイルをGoogleドライブからownCloudに転送するのは手動で完成する必要がありません。つまり、Googleドライブからファイルをエクスポートする必要はありません。1つのツールでGoogleドライブとownCloudを接続すればいいです。そのツールはMultCloudと呼ばれ、複数のクラウドストレージを管理できるウェブベースのアプリです。URLを入力してMultCloudにアクセスできます。アカウントを作成してログインするか、最初に体験することができます。そしてGoogleドライブとownCloudをMultCloudに1つずつ追加します。

アカウントを作成

MultCloudが対応するクラウド:Dropbox、Box、Amazon S3、Amazon Cloud Drive、SugarSync、Alfresco、Hubic、Evernote、OneDrive、MEGA、CloudMe、Cubby、MyDrive、WEB.DE、Yandex、HiDrive、MySQL、Flickr、MediaFire、ADrive、BaiDu、WebDav、FTP/SFTP

Googleドライブを追加するために、表示名のみを入力する必要があります。GoogleドライブはOAuth認証をサポートし、その承認ページがGoogleドライブ公式サイトに表示されます。また、MultCloudは無制限のGoogleアカウントを追加できるので、MultCloudで複数のGoogleアカウント間でファイルを移動することができます。そして、ownCloudを追加します。

アカウントを追加

GoogleドライブとownCloud両方をMultCloudに追加した後、それらの接続が完了したと言えるでしょう。今、ファイルをGoogleドライブからownCloudにコピーすることができます。

Googleドライブからコピー

その後

Googleドライブ、ownCloud、FTP、WebDavなど、複数のクラウドストレージを1つの場所にまとめて管理する簡単な方法を探していますか?MultCloudは良い選択です。MultCloudは任意のOSとデバイスで稼働できます。Linuxでも問題がありません。もっと詳しく見る:DropDoxからAmazon Cloud Driveにファイルを転送すること

Google Chromeのウェブブラウザ を利用している場合、MultCloudのGoogle Chromeの拡張機能をインストールすることを非常にお勧めします。

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