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pCloudとDropboxについて
pCloudは、お客様のすべてのファイルやフォルダを保存できるパーソナルクラウドスペースです。パソコンに仮想ドライブとしてインストールし、ファイルやフォルダをクラウドに保存・共有・同期することができます。また、10GBまで無料で利用可能です。
Dropboxでは、チームのすべてのコンテンツを 1 か所にまとめることができます。使い慣れたツールを利用しつつ、ファイルをすっきり整理できるので、重要なファイルが見つかりやすくなります。
pCloudとDropboxは、ドキュメントや写真、動画を保存し、いつでもどこからでもアクセスできる、主要でスマートなクラウドサービスの2強です。バックアップや共有など似た機能を提供していますが、多くの面で違いがあります。
本記事では、DropboxとpCloudを「料金・プラン」、「セキュリティ」、「ファイル共有」の観点で比較します。メインのクラウドストレージサービスの選択に迷っている方は、この記事を参考にしてください。
pCloudとDropbox: 料金プラン比較
pCloudはユーザー層に応じて異なる料金プランが用意されています。無料プランでは10GBのストレージ容量を利用可能です。個人ユーザーがアカウントをアップグレードする場合、現在の最安値プランは年間$49.99(¥7,209)または永久利用$199(¥28,697)で500GBのストレージと500GBの共有リンクトラフィックが付きます。中容量プランは年間$99.99(¥14,419)または永久利用$399(¥57,539)で2TBのストレージと2TBの共有リンクトラフィックを提供します。
ファミリープランについては、2TBが$595(¥85,804)、10TBが$1,499(¥216,168)で、いずれも最大5名まで利用可能です。ビジネスプランは年額払いで月あたり$7.99(¥1,152)、月額払いで$9.99(¥1,441)となります。さらに、10日間の返金保証が適用されるため、リスクなしで試用を開始できます。
一方Dropboxは、無料ストレージが2GBのみです。料金体系は以下の2つの支払い方法に分かれます。
月額払い:
年額払い:
上記の比較からわかるように、pCloudとDropboxはいずれも多様な料金プランを提供していますが、pCloudはより大容量の無料ストレージで優位性があります。また、月額プランのコストパフォーマンスもDropboxを上回っています。
pCloudとDropbox: セキュリティ比較
クラウドストレージにおいてデータセキュリティは極めて重要です。しかし残念ながら、Dropboxは「ゼロ知識暗号化」を採用しておらず、ユーザーのデータにアクセス可能な状態です。実際、2012年にはハッキング被害に遭い、6,800万件の暗号化されたパスワードとメールアドレスが流出する事故が発生しました。
一方、pCloudは「Crypto」機能を装備しており、クライアント側でファイルを暗号化します。つまり、ファイルにアクセスできるのはユーザー本人のみ。クラウドストレージの管理者や政府機関でさえもアクセスできない仕様です。
この比較ラウンドでは、pCloudが明らかに優位に立っています。
pCloudとDropbox: ファイル共有機能比較
共同作業において、ファイル共有機能は必要不可欠です。両サービスともファイルの共有やファイルリクエストの作成が可能ですが、いくつかの重要な違いがあります。
pCloudの共有機能(無料ユーザーでも充実したオプションが利用可能):
- フォルダ招待機能
- 共有リンク作成
- ファイルリクエスト機能
Dropboxの共有機能:
- ファイルリクエストの作成が可能
- 共同作業用のデータ共有が可能
- 全共有リンクとファイルリクエストで合計約20GBのトラフィック制限あり
おまけ:DropboxとpCloudを簡単に同期する方法
上記のpCloudとDropboxの比較から、pCloudが料金プラン、セキュリティ、ファイル共有の面で優れていることがわかりました。データを保護し、より効率的に共同作業を行うため、多くのユーザーがDropboxとpCloudの同期を検討しています。もし「ダウンロードとアップロード方式」を考えているのであれば、少し待ってください。以下でシームレスな移行方法を紹介します。
サードパーティの「MultCloud」を使ったのが最適解です。このWebベースのサービスを使えば、Dropbox、Dropbox Business、pCloud、SharePoint、Googleドライブ、Googleフォト、OneDrive、OneDrive for Business、NAS、Amazon S3などの市場の主要クラウドストレージを一元管理できます。
ブラウザで頻繁にログイン/ログアウトする必要なく、複数のクラウドドライブを統合的に操作可能。アップロード・ダウンロード・移動・共有だけでなく、クラウド間の直接同期を驚くほど簡単に実現します。
主な特徴は以下の通り:
- 高セキュリティとシンプル操作:256ビットAES暗号化により転送中のファイルを保護し、直感的なインターフェースでマニュアル不要の即時利用可能
- スマートな自動化機能:毎日、毎週、毎月単位での自動転送タスク設定が可能で、指定時間に正確に処理を実行
- 高速転送技術:大量のファイル移行時でも最適化された転送速度を維持し、大容量データでも確実かつ迅速に移動可能
では、MultCloudでDropboxとpCloudを同期する方法は何ですか?
ステップ 1:MultCloudの公式サイトにアクセスし、「始める」をクリックして無料アカウントを作成します。
ステップ 2:「クラウドを追加」をクリックし、Dropboxを選択して、認証情報を入力しアカウントに接続します。同様の手順でpCloudもMultCloudに追加します。
ステップ 3:左サイドバーで「クラウド同期」を選択し、同期元のDropboxと同期先のpCloudを指定して、「今すぐ同期」をクリックし、タスクを開始します。
ヒント:
- 「スケジュール」設定で、リアルタイム同期が不要な場合、毎日・毎週・毎月単位で自動同期の時間を設定できます。
- 「オプション」から、「Eメール」と「フィルタ」機能を提供し、また好みの同期モードを選択できます。
- ★ベーシック同期内のオプションで有料版は以下の同期モード利用可能です:
- ミラー同期:ソースとターゲットのファイルを完全一致(ターゲット側の余分なファイルは削除)
- 移動同期:同期完了後、ソースディレクトリの同期済みファイルを全て削除
- 累積同期:ソース側でファイルを削除しても、ターゲット側の同じファイルは保持
- 更新同期:ソースの追加/変更ファイルを転送前に、ターゲットの全ファイルを削除
- 増分同期:毎回同期時にターゲット側にサブディレクトリを作成し、ソースの追加/変更ファイルのみ転送
- フル同期:毎回同期時にサブディレクトリを作成し、ソースの全ファイルを転送
- クラウド転送:クラウド間で大量のファイルを転送可能です。スケジュール設定やファイルフィルター機能を利用して効率的に管理できます。
- チーム転送:ビジネス向けクラウドアカウント間で、対応するユーザーリストを使用してデータを移行できます。
- クラウド同期:ワンクリックでクラウド間のデータを同期可能です。リアルタイム同期やシンプル同期などの4つの基本モードに加え、6つの高度な一方向同期モード(サブスクライバーのみ利用可)を選択できます。
- クラウドバックアップ:オフライン機能を備えたクラウド間のバックアップが可能です。便利なバックアップバージョン管理でデータを安全に保管できます。
- リモートアップロード:オンラインファイルのリンクをMultCloudに入力するだけで、直接クラウドに保存可能。
- メールからPDFへ:メールをPDFに変換し、添付ファイル付きでローカルまたはクラウドに保存できます。
まとめ
以上をまとめると、pCloudとDropboxはどちらも優れたクラウドストレージサービスですが、特に大容量の無料ストレージや強固なセキュリティを求める場合にはpCloudがより優れた選択肢と言えます。また、DropboxとpCloudを同期する際は、MultCloudを活用することで、面倒なダウンロード・アップロード作業なしにシームレスにデータ同期が可能です。MultCloudは256ビットAES暗号化による安全な転送環境に加え、自動スケジュール設定やフィルタ機能など、便利な機能を備えており、月5GBの無料トラフィックから気軽に利用開始できます。クラウドサービスの乗り換えを検討中の方は、この機会にpCloudへの移行をぜひご検討ください。
よくある質問
1.Dropboxの欠点は何ですか?
Dropboxは大容量のファイルも簡単に共有できる一方、フォルダ整理やファイルの検索に手間がかかるデメリットもあります。また、社内で共有するファイルには、業務に関するノウハウやナレッジが多く含まれているため、即アクセスできないと業務に生かせません。
2.pCloudとDropboxのダウンロード速度の違いは何ですか?
ダウンロード(1GB)テストの結果はpCloudは4秒、7秒、8秒で、Dropboxは30秒、40秒、41秒です。
3.pCloudのデメリットは何ですか?
pCloudの主なデメリットは、初期アップロードが遅いこと、ファイル暗号化機能(pCloud Crypt)が有料オプションであることです。また、WebDAVサポートが無料プランで終了している点も注意が必要です。
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