目次:
ユーザーケース:IcedriveとpCloudを徹底比較、どちらが優れているのか?
IcedriveとpCloudの違いは何ですか?
数日前、Windowsが故障し、すべての写真やドキュメントを失ってしまいました。最初はUSBメモリを購入しようと思いましたが、価格を見て考え直しました。「クラウドストレージはどうだろう?」と考えました。OneDriveも検討しましたが、pCloudとIcedriveが「永久プラン」を提供していることを知りました。
私はビジネスマンでも会社員でもなく、単に写真や書類、動画を安全に保管したいだけです。ビットコインなどの暗号資産は使いませんが、たまに友人と写真やドキュメントを共有し、閲覧やダウンロードを許可しています。将来、サービスが破綻しないかどうかも気になります。
- Redditからの質問
IcedriveとpCloudについて
IcedriveとpCloudは市場で有名なクラウドストレージサービスです。この2つから1つを選ぶ場合は、必要な情報をすべて確認し、自分のニーズに基づいて比較することが重要です。
Icedriveは、革新的な技術とセキュリティ重視のクラウドストレージサービスです。仮想ドライブのように動作し、無料で10GBのストレージを提供。ファイル共有や同期機能も利用可能です。対応OSはWindows、macOS、Linuxに加え、iOSとAndroidにも対応しています。
pCloudは2014年に設立されたクラウドストレージサービスで、無料で5GBのストレージを提供。デバイスとクラウド間のファイル同期が可能です。
それでは、両者の違いを詳しく見ていきましょう。
IcedriveとpCloudの主な違い
IcedriveとpCloudを徹底比較、結局はどちらが良いですか?明確にするため、両サービスの主要な機能を比較リストでご紹介します。
これを見れば、ファイルの共有・同期・保護において、どちらが自分に合っているか判断できるでしょう。
Icedrive | pCloud | |
---|---|---|
無料ストレージ容量 | 10GB | 5GB(友人招待で最大10GB、1人招待ごとに1㎇追加。500GBの永久プラン獲得チャンスあり) |
対応プラットフォーム | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS | Windows、macOS、Linux、Android、iOS |
デバイス全体のバックアップ | ○ | ○ |
友人との共有機能 | ○ | ○ |
動画ストリーミング | ○ | ○ |
暗号化方式 | Twofish暗号化、Zero-Knowledge、暗号化キー | pCloud暗号化、256-bitAES暗号化 |
ストレージプラン | 1TB:8,771¥/年、3TB:17,838¥/年、10TB:44,448¥/年 | 500GB:7,477¥/年、2TB:14,956¥/年、10TB永久:177,993¥ |
ファイルバージョン保持期間 | 最大180日間 | 最大1年間 |
ブロックレベル同期 | × | ○ |
ファイルサイズ制限 | 最大100TB | 無制限 |
双方向同期 | × | ○ |
リアルタイムフォルダバックアップ | × | ○ |
リモートアップロード | × | ○ |
ファイルリクエスト | ○ | ○ |
バックアップソース | ローカルのみ | ローカル、Dropbox、Facebook、OneDrive、Googleドライブ、Googleフォト |
選択的同期 | × | ○ |
比較表からわかるポイント:
- IcedriveとpCloud セキュリティ比較:両サービスとも業界をリードするセキュリティ対策を採用しており、ウイルスやデータ漏洩などのリスクを心配する必要はありません。
- Icedriveと pCloud 料金プラン比較:最大10TBまでのさまざまなストレージオプションを提供しています。より大容量のストレージが必要な場合、pCloudの方が価格的に優れています。
- IcedriveとpCloud 機能比較:上記の表からわかるように、pCloudは双方向同期、選択的同期、リアルタイムフォルダバックアップ、リモートアップロード、ブロックレベル同期などのようなより強力な機能を備えています。
また、pCloudの買い切り版は、一度購入すれば永続的にサービスを利用できます。 定額で料金を支払い続けるのは、思った以上に負担となるものです。 長期的にサービスを使い続けるのであれば、買い切り版の購入は早いほどお得になります。
どちらが優れているか、おわかりいただけたでしょうか?総合的に見て、pCloudはファイルの保存と同期においてより柔軟性に優れています。もちろん、ご自身のニーズに合っていればIcedriveを選んでも良いでしょう。最終的にはあなた次第です。
IcedriveからpCloudにデータを直接に移行する方法
IcedriveとpCloudの両方のアカウントをお持ちで、ファイルを相互に移動させたい場合、どうすれば良いのでしょうか?公式サイトでは直接的な方法が提供されていませんが、心配無用です。強力なWebベースのマルチクラウドストレージ管理ツール「MultCloud」がこの問題を解決します。
MultCloudの主な特徴:
- IcedriveとpCloudに対応:Googleドライブ、Dropbox、OneDrive、Wasabi、MEGA、MediaFire、Box、iCloud、Amazon S3など30以上の主要クラウドサービスをサポート
- 複数の転送方法:クラウドバックアップ、クラウド同期、クラウド転送、コピー、共有など様々な方法でIcedriveとpCloud間のファイル転送が可能
- 高度な設定機能:フィルタリング、スケジュール設定、メール通知など、個人のニーズに合わせたカスタマイズが可能
- リアルタイム同期:所有している任意の2つのクラウド間でファイルをリアルタイムに同期可能
方法1:IcedriveからpCloudにファイルを直接に転送
MultCloudを使ってIcedriveとpCloud間で直接ファイルを移動する手順をご紹介します。まずMultCloudにIcedriveとpCloudを追加し、その後直接転送を行います。
ステップ 1:無料のMultCloudアカウントにログインします。
ステップ 2:「クラウド追加」でIcedriveを選択し、指示に従って追加します。同様の手順でpCloudも追加します。
ステップ 3:「クラウド転送」を選択します。転送元としてIcedrive、転送先としてpCloudのディレクトリを指定します。
ヒント:
- Icedriveを選択すると全ファイルが対象になりますが、展開して特定のファイル/フォルダのみ選択可能です。また、「オプション」の「フィルタ」で特定拡張子のファイルを除外、特定拡張子のファイルのみ転送といった細かい設定が可能です。
- 「オプション」で転送方法を設定できます。例えば、転送が完了すると全てのソースファイルを削除、更新日時を保持、メール通知の設定などです。
- 「スケジュール」で毎日、毎週、毎月または指定日時を定期自動転送できます。
- 有料版では高度なフィルタ機能、スケジュール設定、転送スピード向上(最大10スレッド)、大容量データ転送などが利用可能です。
ステップ 4:「今すぐ転送」ボタンをクリックして転送を開始します。
転送後はIcedriveのストレージを解放し、同じ手順でpCloudからIcedriveへの転送も可能です。
方法2:IcedriveとpCloudをリアルタイム同期
リアルタイム同期を希望される場合、以下の手順でIcedriveとpCloud間のファイル移動が可能です。
ステップ 1:IcedriveとpCloudを追加後、「クラウド同期」で「リアルタイム同期」を選択します。
ステップ 2:同期元としてIcedrive、同期先としてpCloud を指定します。
ヒント:
- 同期モードは一方向同期から双方向同期に変更可能です。
- また、移動同期、増分同期、累積同期、完全バックアップ同期などの他の10種類の同期モードもあります。
- ミラー同期:同期元クラウドと同期先クラウドのファイルが常に同じ状態になります。
- 移動同期:タスクが完了すると、同期先クラウド内のすべてのファイルが削除されます。
- 累積同期:同期元クラウドでファイルを削除しても、同期先クラウド内の同じファイルは削除されません。
- 更新同期:同期先クラウド内のすべてのファイルが削除され、同期元クラウドで追加または変更されたファイルが同期先クラウドに転送されます。
- 増分同期:同期先クラウドにサブフォルダが作成され、同期元クラウドで追加または変更されたファイルがそのサブフォルダに転送されます。
- フル同期:同期先クラウドにサブフォルダが作成され、同期元クラウド内のすべてのファイルがそのサブフォルダに転送されます。
ステップ 3:「今すぐ同期」ボタンでリアルタイム同期を開始します。
その他の便利機能:
- Webファイルの直接保存:ダウンロード不要でWebファイルを直接pCloud/Icedriveに保存可能
- 安全なファイル収集:アクセス権限を付与せずに他人からファイルを収集可能
- 柔軟な共有設定:公開共有/非公開共有(パスワード保護対応)を選択可能
- メールアーカイブ:GmailをPDF形式で保存し永久保管可能
- クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
- クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
- チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
- メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
- イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。
IcedriveからpCloudにデータを移行する手動方法
IcedriveとpCloud間で手動によるファイル転送を希望される場合、以下の手順で実行できます。ここではIcedriveからpCloudへの移行を例に説明します。
ステップ 1:Icedriveアカウントにログイン後、左側のコントロールパネルから「My Icedrive」を選択し、全ファイルを表示します。
ステップ 2:転送したいファイル/フォルダを選択し、上部メニューの「ダウンロード」アイコンをクリックします。
ステップ 3:選択したIcedriveファイルがZIP圧縮されずにPCへダウンロードされます。
ステップ 4:pCloudウェブサイトにログイン後、右側の「アップロード」ボタンをクリックします。
ステップ 5:ダウンロード済みのIcedriveファイル/フォルダを選択し、pCloudへ手動でアップロードします。
まとめ
以上の比較から、IcedriveとpCloudの違いがお分かりいただけたでしょうか。結局のところ、どちらが優れているかというと、ほとんどのニーズを満たすpCloudの使用が特におすすめです。ただし、最終的な選択はあなた次第です。
また、IcedriveとpCloud間で直接ファイルを移動させたい場合、MultCloudが最適なソリューションとなります。MultCloudは最もよいクラウド管理ツールとして、様々な便利な機能があります。例えば、マグネットリンクをpCloudにダウンロードもできます。
よくある質問
1.Icedriveは日本語に対応しますか?
Icedrive は日本語に対応しておらず、英語のみのサービスです。クラウドストレージ管理ツール「MultCloud」は、日本語を含める8言語に対応します。
2.pCloudの欠点は何ですか?
pCloudを利用していて気になった唯一の欠点は、「アップロードのスピード」です。1GBを超える動画などの重いファイルについては、アップロード時間がかなりかかってしまいます。実際に1Gのファイルを作成してアップロード時間を計測したところ、約9分ほどかかりました。
3.pCloudは安全ですか?
pCloudは、日本においても、安全で信頼性の高いサービスであることを認定機関により確認されています。 総務省が推進し、日本国内のクラウドサービス事業者が加盟する業界団体が検証・認定を出しているので、制度としての信頼性もかなり高いものです。
MultCloudがサポートするクラウド
-
Google Drive
-
Google Workspace
-
OneDrive
-
OneDrive for Business
-
SharePoint
-
Dropbox
-
Dropbox Business
-
MEGA
-
Google Photos
-
iCloud Photos
-
FTP
-
box
-
box for Business
-
pCloud
-
Baidu
-
Flickr
-
HiDrive
-
Yandex
-
NAS
-
WebDAV
-
MediaFire
-
iCloud Drive
-
WEB.DE
-
Evernote
-
Amazon S3
-
Wasabi
-
ownCloud
-
MySQL
-
Egnyte
-
Putio
-
ADrive
-
SugarSync
-
Backblaze
-
CloudMe
-
MyDrive
-
Cubby