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ユーザーケース:Dropboxのアカウントを復元する方法は?

 

Dropboxのアカウントを復元したいです。

pcのデータをDropboxと繋げていたのですが、Dropboxのアカウントを消してしまいデータが全て消えてしまいました。復元方法はありますか?

- Yahoo知恵袋からの質問

Dropboxアカウントは、クラウド上でファイルを保存・共有するための便利なツールです。インターネットに接続できる環境さえあれば、どこからでもデータにアクセスできる利便性を提供しています。

Dropboxのアカウントが削除された
Dropboxのアカウントが削除された

しかし最近、「Dropboxアカウントが突然削除された」という予期せぬ事態に直面するユーザーが増え、さまざまな課題や教訓が生まれています。

削除されたDropboxアカウントを復元する方法について、ここで詳しく解説します。

Dropboxアカウントが削除された理由

Dropboxアカウントが削除される原因は様々ですが、主な理由として以下のケースが挙げられます:

  • 利用規約違反:著作権保護されたコンテンツの無断共有、スパム行為、フィッシング詐欺、違法行為など、Dropboxの利用規約に違反した場合にアカウント削除の対象となります。
  • 長期間の未使用:1年と90日間ログインやファイルアクセスがないなど、アカウントが完全に休眠状態になった場合に削除される可能性があります。
  • 支払い問題:有料プランで支払いが失敗/期限切れになった場合、問題が解決するまでアカウントが停止または削除されることがあります。
  • セキュリティ上の懸念:アカウントが第三者に乗っ取られた場合やデータ漏洩に関与した疑いがある場合、ユーザー保護のためDropboxが削除措置を取ることがあります。
  • 繰り返される違反行為:利用規約違反で複数回の警告や利用停止処分を受けたアカウントは、最終的に削除される可能性が高くなります。

自身のアカウントが削除された場合、Dropboxカスタマーサポートに問い合わせれば具体的な理由を確認できます。事前に利用規約と適正使用ポリシーを確認し、違反行為を避けるようにしましょう。

削除されたDropboxアカウントを復元する方法

Dropboxアカウントが削除されてから7日以内であれば、アカウントとファイルを復元できる可能性があります。

Dropbox Businessユーザーの場合は、チームの管理者に依頼すれば、メールアドレスなしでアカウントを復元できます。管理者は削除されたアカウントのファイルを自身や他のメンバーに転送可能で、転送後にあなたとファイルを共有できます。その後、現在のDropboxアカウントにファイルを復元できます。

以下はDropbox Businessメンバーの復元手順です:

ステップ 1:管理者アカウントでDropboxの公式サイトにログインします。

ステップ 2:管理コンソール>「メンバー」セクションを開きます。

管理コンソール
管理コンソール

ステップ 3:右側「メンバー」ドロップダウンメニューから「削除済み」を選択します。

メンバー
メンバー

ステップ 4:復元したいメンバーを探し、名前横の歯車アイコンをクリックします。(名前が表示されない場合、復元不可)

ステップ 5:メニューから「メンバーを復元」を選択します。

ステップ 6:ポップアップウィンドウで「復元」をクリックし、アカウント復元を確認 します。

Dropboxアカウントを完全削除する方法

Dropboxアカウントを完全に削除したい場合、以下の手順で簡単に行えます:

ステップ 1:Dropbox公式サイトにログイン後、画面右上のアバターアイコンをクリックします。

ステップ 2:「設定」>「一般」を選択し、画面最下部の「Dropboxアカウントを削除する」セクションを探します。

Dropboxアカウントを削除
Dropboxアカウントを削除

ステップ 3:Dropboxパスワードを入力して、削除理由を選択/記入し、「アカウントを削除」ボタンをクリックします。

アカウントを削除
アカウントを削除

これでDropboxのアカウントを完全に削除しました。削除後はすべてのファイルと共有設定が永久に消去しますので、アカウント削除前に必ず必要なデータをバックアップします。また、有料プランの場合は事前に解約が必要です。アカウント削除は不可逆的な操作です。確実にバックアップを取った上で慎重に実行してください。

では、Dropboxのファイルをどうやって保護しますか?次のセクションは、Dropboxファイルを安全に保管するためのポイントをご紹介します。

ヒント1:事前にDropboxファイルをバックアップ

「Dropboxのファイルがすべて消えた!」という事態を防ぐには、事前にローカルPC、USBドライブ、NASなどのデバイスにバックアップを取っておくことが重要です。万が一Dropboxのファイルが削除または破損しても、バックアップから復元できます。

特に便利なのが、Webベースの強力なクラウドファイル管理ツール「MultCloud」を使ったバックアップ方法です。

MultCloudは、30種類以上のクラウドストレージを一元管理できるプロフェッショナル向け統合管理ツールです。特にDropboxを含む様々なクラウドサービス間で安全かつ効率的なファイル転送・管理を実現します。

MultCloud
MultCloud
★MultCloudの主な特長は以下です:
統合クラウドアクセス:複数のクラウドアカウントを一元的に管理可能です。Dropboxを含む全てのクラウドストレージのファイルにワンクリックでアクセスできます。
強固なセキュリティ:業界標準のOAuth認証と256ビットAES暗号化技術を採用し、データ転送を完全保護します。
幅広い対応サービス:Dropboxをはじめ、Googleドライブ、OneDrive、Wasabi、Amazon S3、NAS、WebDAV、FTPなど30以上の主要クラウドサービスに対応します。
充実した管理機能:ファイルのアップロード/ダウンロード、共有設定管理、ファイルプレビュー、名前変更/移動/コピー、クラウド間のシームレスなファイル転送などの機能を提供しています。

このようにMultCloudを使えば、Dropboxを含む複数のクラウドサービスを1つのインターフェースで効率的に管理できます。データのバックアップや移行が格段に簡単になります。

ここでSynology NASを例として、以下のステップに従って、簡単にDropboxファイルをバックアップできます:

ステップ 1:MultCloudの無料アカウントを作成し、ログインします。

MultCloudにログイン
MultCloudにログイン

ステップ 2:「クラウドを追加」でDropboxを選択し、画面の指示に従って接続します。同様の方法でSynology NASも追加します。

DropboxとNASを追加
DropboxとNASを追加

ステップ 3:左メニューから「クラウドバックアップ」を選択し、バックアップ元にDropbox、バックアップ先にSynology NASを指定します。

DropboxをNASにバックアップ
DropboxをNASにバックアップ

ステップ 4:「今すぐバックアップ」をクリックすると、DropboxからSynology NASへの直接バックアップが開始されます。

ヒント:

  • 自動バックアップ設定:「スケジュール」で特定の時間を設定可能です。
  • 詳細オプション:「オプション」でファイルフィルタリングやメール通知を設定できます。
スケジュール
スケジュール
オプション
オプション

バックアップタスクが成功したら、各バックアップのバージョンを管理し、任意のバージョンを「復元」できます。復元先は「元の場所へ復元する」または「新しい場所に復元する」を選択可能です。以下に手順を説明します。

ステップ 1:左メニューから「タスクリスト」選択します。

ステップ 2:タスクの三本線ボタンをクリックし、ドロップダウンメニューから「バージョン」を選択します。

バックアップのバージョンを選択
バックアップのバージョンを選択

ヒント:バージョン削除が必要ない場合は、直接「復元」を選んでもいいです。

ステップ 3:復元オプションを選択し、復元したいファイルを指定して、右下の「次へ」をクリックします。

復元の設定
復元の設定

ステップ 4:復元先の場所(元の場所へまたは新しい場所)を選択して、「復元」をクリックし、指定バージョンのデータが復元されます。

復元の場所を選択
復元の場所を選択

この方法を使えば、大切なDropboxデータを安全にSynology NASに保存できます。万が一のデータ消失に備えて、ぜひ定期的なバックアップを実施しましょう。

ヒント2:DropboxのファイルをGoogleドライブに転送

Dropboxへの信頼を失った場合、将来のデータ損失を防ぐためにDropboxから他のクラウドサービスに移行することをお勧めします。MultCloudを使えば、この移行プロセスを簡単に実行できます。DropboxからGoogleドライブへの直接移行が可能なだけでなく、自動的にDropboxのストレージ領域を解放できるので、Dropboxの利用を完全に停止する際にも便利です。

MultCloudでDropboxのファイルをGoogleドライブに転送するのは2つの機能を利用できます。

方法1:「クラウド転送」でDropboxをGoogleドライブに転送

まずはMultCloudの主な機能「クラウド転送」です。

ステップ 1:前述の方法に従って、DropboxとGoogleドライブをMultCloudに追加してください。

DropboxとGoogleドライブを追加
DropboxとGoogleドライブを追加

ステップ 2:左メニューから「クラウド転送」を選択して、転送元にDropbox、転送先にGoogleドライブを指定します。

DropboxをGoogleドライブに転送
DropboxをGoogleドライブに転送

ヒント:

  • 「オプション」「転送が完了すると、全てのソースファイルを削除」を有効にすると、自動的にDropboxの容量を解放可能です。また、ファイルの更新日時を保持する設定やファイル名変更などの操作ができます。「フィルタ」機能で特定のファイルタイプのみを転送可能で、「Eメール」を有効にすると完了してからメールで通知します。
  • 「スケジュール」から毎日、毎週、毎月の自動転送を設定することができます。ただし、フィルタや高速転送などの高度な機能は有料プランで利用します。
オプション
オプション
スケジュール
スケジュール

ステップ 3:「今すぐ転送」ボタンをクリックすると、DropboxからGoogleドライブへの直接転送が開始されます。

方法2:「コピー先」でDropboxをGoogleドライブに転送

「クラウド転送」機能とは異なり、「コピー先」機能には追加設定はありませんが、Dropboxのデータを複数のターゲットディレクトリに同時に移行できるのが特徴です。

ステップ 1:MultCloudでDropboxを開きます。

ステップ 2:移行したいファイルやフォルダーにチェックを入れます。

ステップ 3:上部の機能バーから「コピー先」をクリックし、ポップアップウィンドウでGoogleドライブのアカウントを選択します。また、複数選択にチェックを入れて、一度の操作で複数のデータをGoogleドライブを移行先として指定できます。

ステップ 4:「はい」をクリックします。

DropboxからファイルをGoogleドライブにコピー
DropboxからファイルをGoogleドライブにコピー
ヒント:同じページで、Dropboxのコピーしたいファイルやフォルダを選択し、上にある「コピー」をクリックして、Googleドライブのフォルダを開いてから上にある「貼り付け」をクリックし、選択したデータをGoogleドライブに保存こともできます。

logo

  • クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
  • クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
  • チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
  • メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
  • イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。

まとめ

まとめとして、Dropboxアカウントが削除される事態は、利用規約違反、長期未使用、支払い問題、セキュリティ上の理由など様々な要因で発生し得る重大な問題です。個人アカウントの場合、削除後の復元は基本的に不可能であり、Dropbox Businessのメンバーであっても復元できる保証はありません。このような事態に備え、日頃から予防策を講じておくことが極めて重要です。

アカウント保護のためには、定期的なアクセス、Dropboxのポリシーの理解と遵守、ローカルバックアップの維持、支払い情報の更新といった対策が有効です。データ消失のリスクを最小限に抑えるため、これらの予防措置を習慣化することを強くお勧めします。

よくある質問

1.Dropboxのアカウントを削除したら再登録できますか?

Dropboxアカウントを削除後、同じメールアドレスで再登録することは可能です。ただし、削除されたアカウントのファイルデータは復元されないため、再登録時には新しいアカウントとして扱われます。

2.Dropboxのアカウントを削除するとデータはどうなりますか?

すべてのデバイスでDropboxからログアウトされます。アカウントとファイルデータが削除されます。すべてのデバイスでファイルやフォルダの同期が停止します。パソコンに同期されたコンテンツは、そのまま残りますが、同期されなくなります。

3.使用停止によるDropboxアカウント削除を防ぐ方法は何ですか?

アカウントが使用停止で削除されないよう、定期的にログインしファイルにアクセスする必要があります。これによりアカウントをアクティブ状態に保てます。

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