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Dropboxの一方向同期について

Wikipediaによれば、一方向同期とは、メインのクラウドサービスで追加または更新されたファイルがセカンダリアカウントに反映されるが、逆方向の同期はできない仕組みを指します。

Dropboxにおける一方向同期は、理論的にはローカルデバイスからDropboxクラウドストレージへの同期とDropboxクラウドからローカルデバイスへの同期の2種類が可能です。ただし、ユーザーのニーズに応じて、Dropboxの一方向同期は通常「ローカル→クラウド」の同期を意味します。

これらに加えて、さらに別のDropbox一方向同期形態が存在し、つまりあるDropboxアカウントから別のアカウントへの同期です。

Dropboxの一方向同期が必要な理由

ユーザーがローカルコンピュータからクラウドドライブへ一方向同期を必要とする主な理由は以下の通りです:

  • ローカルコンピュータのハードディスク容量を節約するため(同期後にソースファイルの同期を切断し、削除する)
  • 重要なファイルのバックアップを作成するため
  • 他のユーザーとファイルを共有しやすくするため
  • クラウドストレージの方がハードディスクよりコストが安いため

一方、クラウドドライブからローカルデバイスへの一方向同期を希望するユーザーも一部存在します。その理由としては、家族や友人、同僚から共有されたクラウドファイルをローカルに保存したい、重要なデータのローカルコピーを紛失したため、新たに作成したいインターネット接続ができない旅行中でもクラウドの写真・動画・映画などにアクセスしたいなどが挙げられます。

さらに、異なるクラウドドライブ間で一方向同期を行うケースでは、次のような理由が考えられます:

  • ソースファイルのコピーを作成するため
  • 同期先のクラウドファイルを他ユーザーと共有するため
  • ソースクラウドアカウントを廃止し、データを移行先アカウントに転送するため
  • 移行先クラウドのストレージ容量が大きく、同期対象ファイルを保存できるため
Dropboxの一方向同期
Dropboxの一方向同期

MultCloudでDropbox間での一方向同期「おすすめ」

Dropboxアカウント間でファイルを同期する場合、Dropboxアプリ自体では対応できないため、MultCloudというサードパーティソフトを利用する必要があります。

MultCloud
MultCloud
★主な特長は次のとおりです:
シンプルな操作性:わずか4ステップで同期タスクを設定可能です。自動実行にも対応しているため、手間がかかりません。
豊富な同期モード:双方向同期/リアルタイム同期/増分同期/完全同期など、目的に応じて最適な同期方式を選択できます。
柔軟なスケジュール設定:指定した時間や間隔(毎日・毎週・毎月)で自動的に同期を実行します。手動操作なしで常に最新の状態を維持できます。
きめ細かいフィルタリング:ファイル拡張子を指定して同期対象を選別可能です。不要なファイルを除外することで、ストレージを効率的に活用できます。
高速・安定した転送:帯域幅を最大限に活用し、大容量ファイルもスムーズに転送します。通信が不安定な環境でも確実に同期を完了します。
幅広い互換性:Dropboxアカウントの間はもちろん、Dropboxから外部ハードドライブの同期にも対応します。

このように、多機能でありながら直感的に操作できるのが特長です。業務効率化やデータ管理の強化に最適なソリューションと言えるでしょう。

以下は手順です。

ステップ 1:MultCloudはWebベースのプログラムなので、まず公式サイトでアカウントを作成してください。

MultCloudにログイン
MultCloudにログイン

ステップ 2:メイン画面の「クラウドを追加」タブを開き、Dropboxを選択します。表示される手順に従って、同期元と同期先のDropboxアカウントを追加してください。

Dropboxを追加
Dropboxを追加

ヒント:MultCloudでは1回の操作で1アカウントしか追加できないため、複数アカウントを追加する場合は同じ手順を繰り返します。また、複数のクラウドアカウントを追加する場合は、各アカウントに異なる名前を付ける必要があります。同じ名前だとエラーが発生します。

ステップ 3:「クラウド同期」タブで、同期元のDropboxと同期先のDropbox1を指定します。

Dropboxアカウント間で同期
Dropboxアカウント間で同期

ヒント:

  • Dropboxの一方向同期を毎日・毎週・毎月の「スケジュール」で自動実行する設定も可能です。
  • 一方向同期に加え、MultCloudは双方向同期にも対応しています。「オプション」で切り替えるだけで設定可能です。
  • また、Dropboxの同期だけでなく、Googleドライブ、Googleフォト、OneDrive、Boxなど他のクラウドストレージとの同期もサポートしています。
  • 「オプション」で10種類の一方向同期を提供しています。ユーザーが選択できます。
スケジュール
スケジュール
オプション
オプション
★ベーシック同期内のオプションで有料版は以下の同期モード利用可能です:
ミラー同期:ソースとターゲットのファイルを完全一致(ターゲット側の余分なファイルは削除)
移動同期:同期完了後、ソースディレクトリの同期済みファイルを全て削除
累積同期:ソース側でファイルを削除しても、ターゲット側の同じファイルは保持
更新同期:ソースの追加/変更ファイルを転送前に、ターゲットの全ファイルを削除
増分同期:毎回同期時にターゲット側にサブディレクトリを作成し、ソースの追加/変更ファイルのみ転送
フル同期:毎回同期時にサブディレクトリを作成し、ソースの全ファイルを転送

ステップ 4:設定が完了したら、「今すぐ同期」をクリックして同期を開始します。

MultCloudプラットフォームでは、クラウドストレージのウェブ版と同様に、ローカルとクラウド間の手動アップロード/ダウンロードも直接行えます。

logo

  • クラウド転送:クラウド間で大量のファイルを転送可能です。スケジュール設定やファイルフィルター機能を利用して効率的に管理できます。
  • チーム転送:ビジネス向けクラウドアカウント間で、対応するユーザーリストを使用してデータを移行できます。
  • クラウド同期:ワンクリックでクラウド間のデータを同期可能です。リアルタイム同期やシンプル同期などの4つの基本モードに加え、6つの高度な一方向同期モード(サブスクライバーのみ利用可)を選択できます。
  • クラウドバックアップ:オフライン機能を備えたクラウド間のバックアップが可能です。便利なバックアップバージョン管理でデータを安全に保管できます。
  • リモートアップロード:オンラインファイルのリンクをMultCloudに入力するだけで、直接クラウドに保存可能。
  • メールからPDFへ:メールをPDFに変換し、添付ファイル付きでローカルまたはクラウドに保存できます。

Dropboxアプリでローカルと一方向同期

Dropboxとローカルコンピュータ間で一方向同期(ローカルからクラウドにまたはクラウからローカルに)を行いたい場合、Dropboxアプリを利用できます。

ヒント:Dropboxにはウェブ版もありますが、オンライン版では手動でローカルからクラウドへアップロードとクラウドからローカルへダウンロードなどの操作しかできません。また、自動同期機能はウェブ版では利用不可です。

Dropboxアプリは、デスクトップPC・ノートパソコン・iPad(Dropbox Mac一方向同期)・スマホ(Dropbox Android一方向同期)など様々な端末で利用可能です。まずは該当デバイスにアプリをダウンロードし、インストールする必要があります。

ここではデスクトップ版Dropboxアプリを例に手順を説明します。

ステップ 1:パソコンにアプリをインストール後、起動すると設定ガイドが自動的に表示されます。

Dropboxにログイン
Dropboxにログイン

ステップ 2:既存のアカウント情報を入力します。

ステップ 3:サインインが成功すると、すぐに利用を開始できます。

ローカルからクラウドへの一方向同期

ローカルにあるファイルをDropboxクラウドに同期(アップロード)したい場合は、以下の手順で行います:

ステップ 1:パソコン上にあるDropboxのローカルフォルダを開きます。場所が分からない場合は、画面右下のタスクバーにある Dropboxアイコン(小さな箱型アイコン)を右クリックし、「Dropboxフォルダを開く」を選択すればアクセスできます。

Dropboxフォルダを開く
Dropboxフォルダを開く

ステップ 2:Dropboxフォルダ内に任意の名前で「ローカルソースフォルダ」を作成し、同期したいファイルやフォルダをその中に追加します。追加した内容は自動的にDropboxクラウドに同期されます。

Dropboxにフォルダをバックアップ
Dropboxにフォルダをバックアップ

クラウドからローカルへの一方向同期

Dropboxクラウドのデータをローカルコンピュータに同期(ダウンロード)する手順は以下の通りです:

ステップ 1:タスクバーのアイコンを右クリックし、設定アイコンにマウスを移動して「基本設定」を選択します。

Dropboxの基本設定
Dropboxの基本設定

ステップ 2:次に、Dropbox設定ウィンドウで「同期」タブに移動し、「選択型同期」を選択します。

選択型同期
選択型同期

ポップアップウィンドウで、コンピュータに同期したいフォルダを選択してください。

ヒント:同様に、Dropboxアプリがローカルの変更を自動的にクラウドに反映させないようにするには、双方向同期を意図しない限り、ローカルコンピュータで同期済みフォルダを編集しないでください。

まとめ

Dropboxの同期機能を活用する場合、ローカルデバイスとクラウド間の一方向同期にはDropboxアプリの使用が推奨されますが、操作が複雑に感じる場合はWeb版での手動アップロード/ダウンロードも選択肢となります。

一方、複数のDropboxアカウント間で同期を行いたい場合には、MultCloudというオンライン型のマルチクラウド管理サービスを利用する必要があります。MultCloudはDropboxアカウント間の同期だけでなく、異なるクラウドサービス間のファイル転送も可能にする便利なツールです。目的に応じて適切な方法を選択することで、効率的なファイル管理が実現できます。

よくある質問

1.Dropboxは自動的に同期されますか?

Dropboxは、パソコンや他のデバイス間でファイルを自動的に同期する機能を提供しています。Dropboxのデスクトップアプリをインストールし、Dropboxフォルダに保存したファイルやフォルダは、自動的にDropboxのクラウドストレージと同期されます。そのため、変更したファイルは他のデバイスでもすぐに反映されます。

2.Dropboxのブラウザ版とアプリ版の違いは何ですか?

「ブラウザ版」と「デスクトップアプリ版」の大きな違いには、「ダウンロードの有無」と「同期の有無」が挙げられます。デスクトップアプリ版では、ファイルを安全に管理したり、共有したりするのに必要な「同期」が自動で行われます。

3.Dropboxの同期はどうやって確認する?

エクスプローラーで Dropbox フォルダを開き、確認するファイルやフォルダを見つけます。 右上にある検索バーを使用して、ファイルやフォルダを探すことができます。そして、ファイルやフォルダの名前の横にある同期アイコンを確認します。

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