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Synology Cloud SyncでGoogle共有ドライブの同期が遅い理由

SynologyのCloud Syncは、ユーザーがSynology NAS(ネットワーク接続ストレージ)とさまざまなクラウドストレージプロバイダーの間でデータを同期・バックアップできる機能で、データのアクセス性と冗長性を確保します。

Google共有ドライブとSynologyを同期
Google共有ドライブとSynologyを同期

Synology Cloud SyncでGoogle共有ドライブを利用しているものの、同期が遅いと感じる場合、考えられる原因と解決策をいくつかご紹介します。参考にしてください。

考えられる原因:

  • ネットワーク速度と安定性
  • サーバーの負荷
  • API制限
  • ファイルサイズと数
  • 競合解決
  • 初回のフル同期
  • ファイアウォールとプロキシ
  • ハードウェアリソース
  • ソフトウェアアップデート
  • 帯域幅のスロットリング

同期速度を改善する方法:

  • サーバーの負荷が高い時間帯を避け、オフピーク時に同期タスクをスケジュールします。
  • ネットワーク設定を最適化してパフォーマンスを向上させます。
  • 同期タスクを定期的に監視し、エラーや競合を迅速に解決します。
  • 現在のハードウェアが性能不足の場合は、より高速なSynology NASモデルを使用します。

同期速度はさまざまな要因によって変動するため、完全に制御することはできません。Google共有ドライブとSynology Cloud Syncを効率的に同期させるには、忍耐強く定期的な最適化を行うことが重要です。

MultCloudでGoogle共有ドライブとSynology NASを同期「自動的」

Synology Cloud Syncツールに不慣れな方や、「Synology Cloud SyncでGoogle共有ドライブが同期できない」問題を回避するより良い方法をお探しの場合は、MultCloudの「クラウド同期」機能をお試しください。MultCloudは複数のクラウドストレージを1つのプラットフォームで管理でき、中でも「クラウド同期」はクラウド間同期に特化した優れた機能です。

MultCloud
MultCloud

主な特徴は以下の通りです:

  • 簡単操作:わずか3ステップで同期タスクを作成でき、自動実行が可能です。
  • 多彩な同期モード:双方向同期、リアルタイム同期、増分同期、完全バックアップ同期など、用途に応じて選択できます。
  • スケジュール機能:任意の時間や頻度で同期タスクを自動開始します。
  • フィルタ機能:拡張子を指定して同期対象/非対象のファイルを選別可能です。
  • 高速転送:帯域幅を活用した安定かつ高速的にファイルを転送します。
  • 汎用性:Google共有ドライブとSynology NASだけでなく、GoogleドライブとOneDriveなどのクラウド間の同期にも適用可能。

以下はMultCloudでGoogle共有ドライブとSynology NASを同期する手順です。

ステップ 1:MultCloud公式サイトにアクセスし、無料アカウントを作成します。

MultCloudにログイン
MultCloudにログイン

ステップ 2:「クラウドを追加」をクリックし、Google共有ドライブとSynology NASのアイコンを選択して、各アカウントへのアクセス権限を許可します。

Google共有ドライブとSynologyを追加
Google共有ドライブとSynologyを追加

ヒント:Google Workspaceの管理者の場合は、ドメインにMultCloudアプリをインストールして、「組織にアクセス」をクリックすると全アカウントを管理可能です。

Google Workspaceの組織にアクセス
Google Workspaceの組織にアクセス

ステップ 3:左サイドバーで「クラウド同期」を選択し、同期元にGoogle共有ドライブ、同期先にNASを指定します。下の「オプション」で同期モードを選択して、「今すぐ同期」をクリックしてタスクを実行します。

Google共有ドライブとSynologyを同期
Google共有ドライブとSynologyを同期
オプション
オプション
★ベーシック同期内のオプションで有料版は以下の同期モード利用可能です:
ミラー同期:ソースとターゲットのファイルを完全一致(ターゲット側の余分なファイルは削除)
移動同期:同期完了後、ソースディレクトリの同期済みファイルを全て削除
累積同期:ソース側でファイルを削除しても、ターゲット側の同じファイルは保持
更新同期:ソースの追加/変更ファイルを転送前に、ターゲットの全ファイルを削除
増分同期:毎回同期時にターゲット側にサブディレクトリを作成し、ソースの追加/変更ファイルのみ転送
フル同期:毎回同期時にサブディレクトリを作成し、ソースの全ファイルを転送

ヒント:

  • 「フィルタ」「スケジュール」機能を使用する場合は、同期開始前に設定が必要です。
  • 月間5GBを超えるデータを同期する場合、有料版にアップグレードすることがおすすめします。(スムーズな同期のため)
フィルタ
フィルタ
スケジュール
スケジュール

logo

  • クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
  • クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
  • チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
  • メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
  • イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。

普通の方法でGoogle共有ドライブとSynology NASを同期「手動的」

さらに詳しい方法を知り、ご自身に最適なものを選んでいただけるよう、Synology Cloud Syncを使用してGoogle共有ドライブとSynology NASを同期する手順もご紹介します。以下のステップで操作できます。

ステップ 1:Synology NASの管理画面で「Cloud Sync」を開き、「クラウドプロバイダー」選択画面で「Google共有ドライブ」を選択します。

Google共有ドライブを選択
Google共有ドライブを選択

ステップ 2:Google共有ドライブのアカウントでログインして、Cloud Syncのアクセス権限を許可します。

ステップ 3:「タスク設定」画面で必要な設定を入力し、必要に応じてオプション項目にチェックを入れます。

タスク設定
タスク設定

ステップ 4:「詳細設定」を選択して、「フォルダ」を設定します。

詳細設定
詳細設定

ステップ 5:設定内容を確認して、「適用」をクリックしてタスクを実行します。

まとめ

Google共有ドライブとSynology NASを同期させるには、Synology純正の「Cloud Sync」とサードパーティ製の「MultCloud」の2つの方法があります。Synology Cloud Syncは直接同期が可能でシンプルな操作が特徴ですが、MultCloudはより多機能でコスト効率に優れ、クラウド転送やバックアップなど様々な追加機能を備えています。

特に複数のクラウドサービスを管理する必要がある場合や大容量データを扱う場合には、MultCloudの使用が時間と手間を大幅に節約できるためおすすめです。どちらの方法も一長一短がありますので、ご自身の使用環境や目的に合わせて最適な同期方法を選択すると良いでしょう。MultCloudを活用すれば、Google共有ドライブとの同期だけでなく、クラウド関連の作業全般を効率化できるというメリットがあります。

よくある質問

1.Cloud Syncの同期方向はどうですか?

Cloud Syncは、双方向と単方向の両方の同期方法に対応します。双方向の同期はデータ利用の柔軟性を高め、単方向の同期はデータの保護に重点を置くことでデータセキュリティを強化します。

2.Cloud Syncのポーリング期間はどうですか?

ポーリング期間を1時間に設定すると、Cloud Syncは毎時間パブリッククラウドに接続し、ファイルの変更を検索します。最大ポーリング期間は1日(86,400 秒)です。

3.Googleドライブと共有ドライブの違いは何ですか?

Googleドライブのマイドライブと共有ドライブの違いは、ファイルの所有権と権限設定の仕組みです。マイドライブは個人が所有するストレージで、ファイルの権限は個人単位で設定されます。共有ドライブは組織単位で共有するストレージで、ファイルは共有ドライブ自体が所有し、権限設定も組織単位で行われます。

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