目次:

ユーザーケース:Windows11で復活しないようにOneDriveを削除する方法は?

 

ユーザーケース

Windows11です。

OneDriveをアンインストールし、エキスプローラからもOneDriveフォルダーが消えましたが、気づいたらOneDriveフォルダーが復活しています。

その都度、エキスプローラからOneDriveフォルダーを削除するのですが、いつの間にか復活してしまいます。

復活しないように削除する方法はあるのでしょうか?

ご教示いただければありがたいです。

- Yahoo知恵袋からの質問

Windows11/10でエクスプローラーからOneDriveを削除する理由

Windows11/10には、OneDriveデスクトップアプリがプリインストールされています。これは、データをオンラインで簡単にバックアップでき、ローカルストレージを節約できるためです。しかし、さまざまな理由でエクスプローラーからOneDriveを削除したいユーザーもいます。主な理由は次のとおりです。

ナビゲーションペインの整理:OneDriveはデフォルトでエクスプローラーのナビゲーションペインに表示されます。削除すれば表示がシンプルになり、よく使うディレクトリやフォルダにすばやくアクセスできるようになります。
システムリソースの節約:OneDriveを使用していなくても、CPU、メモリ、ネットワーク帯域幅などのリソースを消費する可能性があります。無効化または削除すれば、他のアプリケーションにリソースを割り当てられます。
不要な同期の防止:OneDriveは自動的にファイルをクラウドに同期しますが、すべてのユーザーに必要とは限りません。削除すれば帯域幅を節約でき、意図しないファイルのアップロードや同期を防げます。
プライバシーの向上:OneDriveを削除することで、個人データや機密情報をクラウドサービスに保存したくない場合のプライバシー保護につながります。データを完全にローカルストレージのみで管理できます。
エクスプローラーからOneDriveを削除
エクスプローラーからOneDriveを削除

したがって、パソコン上にOneDriveを表示したくない場合や、OneDriveのショートカットがエクスプローラーの構成を乱している場合は、WindowsエクスプローラーからOneDriveフォルダを削除する方法を検討するとよいでしょう。

「4つの方法」エクスプローラーからOneDriveを簡単に削除

以下のステップバイステップガイドに従えば、エクスプローラーからOneDriveフォルダを簡単に削除できます。Windowsのバージョンに応じて、4つの異なる方法から選択可能です。

方法1:「リンク解除」でエクスプローラーからOneDriveを削除

Windows PCでOneDriveを使用したくない場合、単にリンクを解除することができます。この操作ではデータは失われず、ローカルフォルダとクラウドの接続が切断されるだけです:

ステップ 1:タスクバーの通知領域にあるOneDriveクラウドアイコンをクリックし、ポップアップを表示させます。

ステップ 2:OneDriveの設定アイコンを選択し、「設定」をクリックします。

ステップ 3:「アカウント」タブに移動します。

ステップ 4:「このPCからリンクを解除」を選択し、確認画面で「アカウントのリンク解除」をクリックして操作を確定します。

このPCからkリンクを解除
このPCからリンクを解除

方法2:「アンインストール」でエクスプローラーからOneDriveを削除

Windows11/10のエクスプローラーからOneDriveを削除するには、他のデスクトップアプリと同じようにアンインストールできます。OneDriveをアンインストールしても、クラウドに保存されたファイルは削除されません。オンラインでサインインすれば引き続きアクセス可能です。

ステップ 1:スタートメニューで「設定」をクリックし、そして「アプリ」で「アプリと機能」を開きます。

ステップ 2:OneDriveを検索し、アプリ横の「アンインストール」ボタンをクリックします。

OneDriveをアンインストール
OneDriveをアンインストール

ヒント:

  • アプリをアンインストールしても、エクスプローラーに一部のOneDriveファイルやフォルダーが残る場合があります。
  • 完全に削除したい場合は、次の2つの方法(グループポリシー編集またはレジストリ編集)を試してください。
  • クラウド上のデータは影響を受けないため、必要に応じて事前にOneDriveをバックアップすることをお勧めします。

方法3:「グループポリシーエディター」でエクスプローラーからOneDriveを削除

Windowsのグループポリシーエディターは、Home/Pro/Enterprise/Educationエディション向けのシステム管理ツールです。ビジネス環境ではより正式なクラウドストレージシステムが推奨されるため、Windows Proや上級ユーザーはこの方法で個人用OneDriveを無効化し、エクスプローラーから削除することを好みます。

ステップ 1:Windowsスタートメニューを開き、検索バーに「グループポリシーエディター」と入力して起動します。

ステップ 2:コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windowsコンポーネント>OneDriveの順にクリックします。

グループポリシーエディターでOneDriveを探す
グループポリシーエディターでOneDriveを探す

ステップ 3:「OneDriveをファイル記憶域として使用できないようにする」を右クリックし、「編集」を選択します。

グループポリシーエディターでOneDriveの設定を編集
グループポリシーエディターでOneDriveの設定を編集

ステップ 4:ポップアップウィンドウで「無効」を選択し「OK」をクリックリックして、OneDriveアプリがパソコンとエクスプローラー両方から消去されます。

OneDriveを無効にする
OneDriveを無効にする

方法4:「レジストリエディタ」でエクスプローラーからOneDriveを削除

Windowsホームユーザーの場合、エクスプローラーに空のOneDriveフォルダは表示されません。しかし他のWindowsバージョンでは、空のOneDriveフォルダが残る場合があります。これらのフォルダは問題を引き起こしませんが、完全に削除したい場合はWindowsレジストリエディタを編集する必要があります。この方法では、OneDriveアプリをアンインストールせずにエクスプローラー上のOneDriveアイコンを削除できます。

ヒント:レジストリの編集は危険を伴う操作です。誤った操作をするとWindowsシステムに永続的な損傷を与える可能性があります。操作を開始する前に、必ずシステムの完全バックアップを取得してください。

ステップ 1:キーボードでWindowsキー+ Rを押し、「regedit」と入力して「OK」をクリックします。

レジストリエディタを開く
レジストリエディタを開く

ステップ 2:以下の順にクリックします:コンピューター > HKEY_CLASSES_ROOT > CLSID > {018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}

ステップ 3:「System.IsPinnedToNameSpaceTree」を右クリックし、「修正」を選択します。

レジストリエディタを編集
レジストリエディタを編集

ステップ 4:値のデータを「0」に設定し「OK」をクリックし、エクスプローラーからOneDriveアイコンが消去されます。

おまけ:削除前にOneDriveを別クラウドに移行/バックアップする方法

エクスプローラーと密接に連携するOneDriveが煩わしいと感じる場合、エクスプローラーから独立した別のクラウドストレージサービスを選択できます。また、エクスプローラーからOneDriveフォルダを削除する前に、安全対策としてOneDriveファイルを別クラウドにバックアップしておくと良いでしょう。

普通の「ダウンロードとアップロード」でOneDriveから別クラウドへの簡単なファイル転送方式は長時間を要し、ローカルストレージを大量に消費し、データ損失のリスクが高いし、非現実的です。

代わりに、サードパーティのクラウド間転送サービス「MultCloud」を利用すれば、ワンクリックでOneDriveから任意のクラウドへファイルやフォルダを移動できます。

MultCloud主なの特徴は以下です:
ウェブサービスとモバイルアプリを提供
マルチクラウド管理が可能
超高速なクラウド間データ転送
30以上の個人/ビジネスクラウドサービスに対応
MultCloud
MultCloud
ヒント:重要なデータを移行する場合は、転送完了後に必ず転送先クラウドでデータの整合性を確認してください。また、有料プランではより高速な転送速度と大容量転送が可能です。

これから、MultCloudでOneDriveから別のクラウドに移行/バックアップする方法を見ましょう。

「クラウド転送」でOneDriveからpCloudへ転送

ここでは、クラウド間移行の簡単な例として、OneDriveからpCloudへのデータ転送手順を紹介します。この操作は、他のクラウドサービス間でも同様に適用可能です。

ステップ 1:MultCloudの公式ウェブサイトまたはモバイルアプリでアカウントを作成します。

MultCloud
MultCloud

ステップ 2:「クラウドを追加」をクリックし、OneDriveまたはOneDrive for Businessを選択し、ログインしてMultCloudに接続します。同様に、転送先のpCloudも追加します。

OneDriveとpCloudを追加
OneDriveとpCloudを追加

ステップ 3:「クラウド転送」ページに移動し、転送元としてOneDriveまたはその中の特定のファイル/フォルダを選択して、転送先としてpCloud内の保存場所を指定します。「今すぐ転送」をクリックするとMultCloudが自動でデータを移行します。

OneDriveをpCloudに転送
OneDriveからpCloudへ転送

ヒント:

  • 「オプション」でメール通知を有効にすると、タスク完了時に通知を受け取れます。
  • 「スケジュール」機能で毎日、毎週、毎月などの定期転送を設定可能です。
  • 無料アカウントでも毎月5GBの転送容量を永続的に利用可能です。(他社ツールは試用版のみのケースが多い)
オプション
オプション
スケジュール
スケジュール

「コピー先」でOneDriveからpCloudへ転送

「クラウド転送」機能とは異なり、「コピー先」機能には追加設定はありませんが、OneDriveのデータを複数のターゲットディレクトリに同時に移行できるのが特徴です。

ステップ 1:MultCloudでOneDriveアカウントを開きます。

ステップ 2:移行したいファイルやフォルダーにチェックを入れます。

ステップ 3:上部の機能バーから「コピー先」をクリックし、ポップアップウィンドウでpCloudアカウントを選択します。

ステップ 4:「はい」をクリックします。

MultCloudでOneDriveのファイルをpCloudにコピー
MultCloudでOneDriveのファイルをpCloudにコピー

「複数選択」をクリックすれば、OneDriveから移行したい複数の転送先を同時に選択可能です。

ヒント:同じページで、コピーしたいファイルを選択し、上にある「コピー」をクリックして、pCloudのフォルダを開いてから上にある「貼り付け」をクリックし、選択したファイル/フォルダがpCloudに保存こともできます。

「クラウドバックアップ」でOneDriveからGoogleドライブにバックアップ

MultCloudを使えば、クラウド間で直接ファイルをバックアップできるだけでなく、バックアップを元の場所や新しいクラウドに復元することも可能です。ここでは、OneDriveからGoogleドライブへのバックアップ手順を解説します。

ステップ 1:MultCloudにログイン後、「クラウドを追加」をクリックし、OneDriveとGoogleドライブをそれぞれ追加し、認証を行います。

ステップ 2:「クラウドバックアップ」機能を選択し、バックアップ元としてOneDrive内のファイルやフォルダを指定し、バックアップ先としてGoogleドライブまたは特定のフォルダを選択します。「今すぐバックアップ」をクリックして自動でバックアップが開始されます。

OneDriveをGoogleドライブにバックアップ
OneDriveからGoogleドライブにバックアップ

ステップ 3:「タスクリスト」を開き、バックアップタスク横の三点リーダーをクリックし、ドロップダウンメニューから「復元」を選択します。ポップアップに従い、復元先(元のOneDriveまたは別のクラウド)を指定して実行します。

バックアップを復元
バックアップを復元

logo

  • クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。/li>
  • クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
  • チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
  • メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
  • イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。

まとめ

OneDriveをエクスプローラーから削除する方法は、ユーザーのニーズに応じて複数の選択肢があります。リンク解除やアンインストールといった簡単な方法から、グループポリシーやレジストリ編集を使った上級者向けの方法まで、状況に合わせて適切な対処が可能です。

特に重要なのは、削除前にデータのバックアップを取ることです。MultCloudのようなクラウド間転送サービスを活用すれば、OneDriveのデータをGoogleドライブやpCloudなど他のクラウドストレージに安全に移行できます。これにより、データ損失のリスクを最小限に抑えつつ、スムーズな移行が実現できます。さらに、MultCloudでクラウドアカウントを同期することもできます。

各方法にはそれぞれ特徴があり、OSのバージョンやスキルレベルによって最適な選択が異なります。操作を行う前には必ずシステムのバックアップを取り、慎重に手順を進めることが大切です。これで、不要なOneDriveの表示を消しつつ、大切なデータを安全に管理できるようになります。

よくある質問

1.OneDriveを完全にアンインストールできますか?

はい、不要な場合は完全にアンインストール可能です。「コントロールパネル」>「プログラム」>「プログラムのアンインストール」から「Microsoft OneDrive」を選択し、右クリックで「アンインストール」を実行してください。

2.特定のファイルの同期を停止する方法は何ですか?

OneDrive設定の「アカウント」タブし、「フォルダーの選択」で、同期したくないフォルダーのチェックを外し「OK」をクリックすれば、そのフォルダーはPCと同期されなくなります。

3.削除後でも再表示できますか?

可能です。OneDrive設定でナビゲーションペインの表示オプションを再度有効にするか、元の削除手順と逆の操作を行えば復元できます。

4.OneDriveの代替クラウドサービスは何ですか?

Googleドライブ、Dropbox、iCloudなど多数の代替サービスがあります。各サービスの特徴を比較し、ニーズに合ったものを選んでパソコンと連携させることが可能です。

5.OneDriveのファイルをエクスプローラーから削除したらどうなりますか?

あるデバイスで OneDrive のファイルまたはフォルダを削除すると、それは他のデバイスでは表示されなくなります。削除されたファイルはすべて「ごみ箱」に移動されますが、そこから復元できる可能性はあります。

MultCloud Logo

30以上の主流クラウドを1つのプラットフォームで追加・管理できます。

無料登録

100%安全

新しいリリース

メールをPDFとして保存

GmailやOutlookをMultCloudに追加すると、メールをPDFに変換してデバイスやクラウドストレージに保存することができます。

無料で始める