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ownCloudとGoogleドライブについて

ここ10年間で、クラウドストレージはビジネスにも個人にとってもますます重要になってきました。その中で、ownCloudやGoogleドライブのような有名なクラウドストレージは数百万人のユーザーが使用して、ファイルをオンラインで安全に保管しています。

ownCloudは、自分のサーバーにインストールして利用できる、DropboxやGoogleドライブのようなオンラインストレージを構築できるソフトウェアです。企業や教育機関が、安全にファイルを共有するために利用されます。

Googleドライブとは、Googleが提供するクラウドストレージサービスで、ファイルやフォルダをインターネット上に保存、共有、共同編集できるサービスです。Googleアカウントがあれば無料で15GBの容量が利用でき、さらに有料プランで容量を増やすことができます。

ownCloudとGoogleドライブの両方のアカウントを利用している場合、ownCloudからGoogleドライブへ、またはその逆にファイルを同期する必要が生じるかもしれません。ownCloudの「Google Drive外部ストレージ」機能を使った複雑な設定ではなく、簡単に同期する方法はあるのでしょうか? 以下の内容で解決策を見つけましょう。

ただしその前に、ownCloudとGoogleドライブの違いを理解し、適切な選択をすることが大切です。

ownCloudとGoogleドライブを同期
ownCloudとGoogleドライブを同期

ownCloudとGoogleドライブ、どちらが優れている?

ownCloudとGoogle Driveは性質が異なりますが、どう比較すればよいでしょうか? 以下の比較表で、機能、料金、ストレージオプションなどの主要な違いをまとめました。確認してみましょう。

ownCloudとGoogleドライブ:料金プラン比較

ownCloudとGoogleドライブ:料金プラン
比較項目 プラン名 料金 ストレージ ユーザー数 コスト(GB/ユーザー/月)
Googleドライブ 無料 ¥0 15GB 1 ¥0.000000
  Google One ¥290/月 100GB 1 ¥2.900000
    ¥440/月 200GB 1 ¥4.400000
    ¥1,450/月 2TB 1 ¥0.725000
ownCloud 14日間無料トライアル ¥0 10GB 1 ¥0.000000
  個人向け ¥2,148/ユーザー/月 500GB 1~4 ¥4.296000
  チーム向け ¥1,862/ユーザー/月 2TB以上 5人以上 ¥0.931000

上記のチャートから結論を導き出すことができます。Googleドライブは無料版を提供していますが、ownCloudは14日間の無料トライアルのみです。Googleドライブは個人利用向けに多くのストレージオプションを提供しており、ownCloudはビジネス利用にコストパフォーマンスが優れています。ビジネス利用で2TB以上のストレージが必要な場合、ownCloudが最適な選択肢です。個人利用では、Googleドライブの方がownCloud.onlineよりもはるかに手頃な価格です。

ownCloudとGoogleドライブ:機能比較

ownCloudとGoogleドライブ:機能
  Google Drive ownCloud
対応プラットフォーム Web/Android/iOS/Windows/Mac Web/Android/iOS/Windows/Mac/Linux
セキュリティ機能 AES-256暗号化(保存時/転送時)、2段階認証 エンドツーエンド暗号化、多要素認証、256-bit AES+SSL/TLS
無料ストレージ容量 15GB -
ファイル共有
Gmail添付ファイル保存 -
オンライン共同編集
オフライン作業
外部ストレージ連携 -
ドキュメントスキャン -
メディアストリーミング
ウイルススキャン
バージョン管理 最大100版 最大30日間
ファイルサイズ制限 5TB 512MB
マルウェア・ウイルス検知
対応サービス Google Apps/Dropbox/Facebookなど多数 Open API/WebDAV/Amazon S3など

上記の比較表から、Googleドライブはファイル管理においてownCloudよりも優れた機能を備えていることがわかります。どちらを選んでも、ほとんどの要件を満たすことが可能です。

特に大容量ファイルの送信が必要な場合、Googleドライブ(5TBまで対応)が最適です。ownCloudは512MBというファイルサイズ制限があるためです。

GoogleドライブとownCloudを併用したい場合、またはGoogle DriveのファイルをownCloudで利用したい場合の解決策については、以下でご紹介します。

ownCloudとGoogleドライブを無料で同期する最適な方法

GoogleドライブのファイルをownCloudで使用したい場合、ownCloudでGoogleドライブの外部ストレージを設定する必要がありますが、これは非常に複雑です。もっと簡単なクラウドデータ移行ツールはないでしょうか?プロフェッショナルなWebベースのマルチクラウドストレージ管理ツール「MultCloud」が最適な解決策です。その理由は以下です:

  • 30以上の主要クラウドサービス対応:Googleドライブ、ownCloud、OneDrive、Dropbox、iCloudドライブ、iCloud写真、Googleフォト、MEGA、MediaFire、pCloud、Wasabi、Amazon S3、Shared Drive、Box、Box for Businessなど
  • 10種類の同期モード:GoogleドライブからownCloudへ、リアルタイム同期、双方向同期、一方向同期、ミラー同期、移動同期、フル同期、増分同期などの多様な同期が可能
  • 強力な管理機能:クラウド間転送、コピー、バックアップなど、ownCloudとGoogleドライブ間の接続を柔軟に実行
  • カスタマイズ可能な設定:スケジュール設定、フィルタリング、通知機能など、便利な設定オプションを完備
MultCloud
MultCloud

以下のステップに従えば、ownCloudとGoogle Driveを簡単に同期できます:

1. MultCloudの公式サイトにアクセスし、無料のアカウントを作成して登録します。

MultCloudにログイン
MultCloudにログイン

2. 左パネルで「クラウド追加」を選択します。まずownCloudを選び、認証情報を入力して追加します。同様にGoogleドライブも追加します。

ownCloudとGoogleドライブを追加
ownCloudとGoogleドライブを追加

3. 「クラウド同期」で「リアルタイム同期」を選択して、同期元にownCloud、同期先にGoogleドライブを指定してから、「今すぐ同期」ボタンをクリックして同期開始します。

ownCloudとGoogleドライブを同期
ownCloudとGoogleドライブを同期

ヒント:

  • 自動同期スケジュール:「スケジュール」で毎日、毎週、毎月で自動実行を設定可能
  • 同期モードのカスタマイズ:「オプション」で好みの同期モードに変更可能
  • 通知とフィルタリング:「Eメール通知」タスク完了時にアラートを受信可能で、「フィルタ」転送する/除外するファイルタイプを設定
  • プレミアム機能(有料):スケジュール設定、高度なフィルタリング、大容量データ転送と10スレッドでの高速同期などの機能を楽しむ
スケジュール
スケジュール
オプション
オプション
★ベーシック同期内のオプションで有料版は以下の同期モード利用可能です:
ミラー同期:ソースとターゲットのファイルを完全一致(ターゲット側の余分なファイルは削除)
移動同期:同期完了後、ソースディレクトリの同期済みファイルを全て削除
累積同期:ソース側でファイルを削除しても、ターゲット側の同じファイルは保持
更新同期:ソースの追加/変更ファイルを転送前に、ターゲットの全ファイルを削除
増分同期:毎回同期時にターゲット側にサブディレクトリを作成し、ソースの追加/変更ファイルのみ転送
フル同期:毎回同期時にサブディレクトリを作成し、ソースの全ファイルを転送

おまけ:GoogleドライブからownCloudへ転送してストレージを解放

GoogleドライブとownCloudを連携させながら、Googleドライブのストレージ容量を解放したい場合は、以下の手順を従ってMultCloudでGoogleドライブからownCloudへ転送します。

1. 左メニューから「クラウド転送」をクリックします。

2. 転送元としてGoogleドライブ、転送先としてownCloudを設定します。

GoogleドライブをownCloudに転送
GoogleドライブをownCloudに転送

3. 「オプション」で「転送が完了すると、全てのソースファイルを削除します。」を選択します。

オプション
オプション

4. 「今すぐ転送」ボタンを押すと、GoogleドライブからownCloudへファイルが移動し、転送完了後Googleドライブのファイルは自動削除されます。

これでGoogleドライブのファイルをownCloudに転送したら、必要なデータを保存する同時に、Googleドライブの容量を減らすことができます。

logo

  • クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
  • クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
  • チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
  • メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
  • イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。

まとめ

これまで説明したように、MultCloudを使えばownCloudとGoogleドライブの同期は非常に簡単です。シンプルな手順に従うだけで、ownCloudとGoogleドライブ間でファイルを直接・迅速に移動できます。

さらにMultCloudは、単なるクラウドデータ移行ツール以上の機能を備えて、メールからPDFへの変換機能もあります。GmailのメールをPDF形式にダウンロードし、GoogleドライブやOneDriveなど、接続済みのクラウドストレージに直接に保存できます。

よくある質問

1.ownCloudでファイルを共有するにはどうすればいいですか?

ownCloudでファイルやフォルダを共有する際は、対象のアイテムを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「ownCloudと共有」オプションを選択します。セキュリティを強化したい場合には、パスワード保護や有効期限設定のオプションが利用可能で、必要に応じてパスワードの設定や期限日時の指定を行うことができます。この機能を使えば、重要なデータを安全に管理しながら効率的に共有することが可能です。

2.Googleドライブの容量がいっぱいになったらどうなりますか?

アカウントが保存容量の上限に達すると、ドライブでのファイルのアップロードや作成、Gmail でのメールの送受信、Google フォトへの写真や動画のバックアップができなくなります。保存容量の上限を超過した状態が 2 年間続いた場合、Gmail、ドライブ、フォトのコンテンツが削除される可能性があります。

3.ownCloudとGoogleドライブを同期できないのはなぜですか?

ownCloudとGoogleドライブの同期設定が正しく行われていない可能性があります。特に、Google Driveの共有設定や、ownCloud側の同期設定を確認する必要があります。

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