目次:
ユーザーケース:FTPサーバーからAmazon S3バケットにファイルを転送することは可能なのか?
FTPからS3へ直接転送できるのでしょうか?
皆さん、こんにちは。FTPサーバーからファイルを取得し、S3バケット(クラウド)に保存する必要があるシンプルなケースについて、アドバイスをいただきたいです。転送するデータ量が多いため、従来の方法(手動でダウンロードして再アップロード)は現実的ではありません。では、FTPからS3へ直接ファイルを転送する簡単な方法はあるのでしょうか?
よろしくお願いします!
- Yahoo知恵袋からの質問
FTPは、企業や個人がインターネット上やコンピュータシステム間でファイルを転送するために使用されるプロトコルです。リモートサーバーからファイルをダウンロードしたり、ローカルコンピュータからリモートサーバーにアップロードしたりできます。ウェブサイトの構築・管理に不可欠なツールとして、サイトのメンテナンスや管理に活用されています。
Amazon S3バケットは、AWS(Amazon Web Services)のSimple Storage Service(S3)プラットフォームで提供されるパブリッククラウドストレージリソースです。オブジェクトベースのストレージを提供し、データは「ファイル」ではなく「オブジェクト」としてS3バケット内に保存されます。
何らかの理由でFTPからS3にファイルを転送する必要が生じる場合があります。その方法をお探しの方のために、ここではFTPからS3への転送が必要な理由と解決策を紹介します。
FTPサーバーからAmazon S3バケットにファイルを転送する理由
FTPからAmazon S3にファイルを移行すべき主な理由を以下にご紹介します:
✅ 完全な移行のため:FTPサーバーを廃止し、Amazon S3に完全に切り替えたいと考えるユーザーもいます。これは、セキュリティだけでなく、パフォーマンス、コスト、容量の面でFTPよりもAmazon S3が優れているからです。
✅ 効率的なファイル管理のため:AWS S3はオブジェクトのバージョニング機能を提供しており、異なるバージョンのオブジェクトを保存・取得・復元できます。
FTPからAmazon S3への転送理由が何であれ、最も気になるのは「いかに簡単に実現するか」ではないでしょうか。FTPサーバーからAmazon S3バケットへのスムーズな移行方法について、以下で効果的な解決策をご紹介しますのでご安心ください。
FTPからAmazon S3への転送に最適な無料移行ツール
FTPサーバーからAmazon S3バケットへファイルを転送する最も一般的な方法は、一度ローカルデバイスにダウンロードしてからAmazon S3バケットに再アップロードする方法です。少量のデータ転送には有効ですが、大量のファイルを転送する場合には、無料のクラウドストレージ管理ツール「MultCloud」を使ったFTPサーバーからAmazon S3への高速転送をおすすめします。
この無料のWebベースツールは、複数のクラウドストレージを一元的に管理できるのが特徴です。SFTPとAmazon S3を同時に管理でき、アカウントの切り替えが不要です。
- ★主な特徴は以下です:
- 30以上のクラウドサービス対応:Amazon S3、SFTP/FTP/FTPSをはじめ、Googleドライブ、Dropbox、OneDrive、Google Workspace、Gmail、Googleフォト、Dropbox Business、OneDrive for Business、iCloudドライブ、iCloud写真、Outlook、MEGA、MediaFireなどに対応
- 多様な転送方法:FTPとS3間の双方向転送が可能で、PythonやJAVAを使った複雑な手順が不要
- 直接転送機能:SFTPサーバーからAWS S3バケットへ、ダウンロードと再アップロードなしで直接ファイル転送が可能
「4ステップ」FTPサーバーからAmazon S3バケットへファイルを転送
これから、FTPからAWS S3にファイルを転送する方法を見ましょう。
「クラウド転送」でFTPサーバーをAmazon S3バケットに転送
ステップ 1:MultCloudのアカウントを作成するか、GoogleまたはFacebookやAppleアカウントで直接ログインします。(利用可能な場合)。
ステップ 2:左側の「クラウドを追加」をクリックし、FTPを選択。表示名、プロトコル(FTP/SFTP/FTPS)、サーバー(FTPホスト)、ポート、ユーザー名、パスワードを入力後、「追加FTPアカウント」をクリックします。
ステップ 3:同様にMultCloudにAmazon S3を追加します。
ヒント:AWS S3バケットのアクセスキーIDとシークレットアクセスキーの取得方法がわからない場合は、「こちら」を参照してください。
ステップ 4:「クラウド転送」をクリックし、転送元でFTPサーバーを選択、転送先でAmazon S3バケットを選択します。その後「今すぐ転送」をクリックし、FTPからS3へ直接転送します。
ヒント:FTPからS3への柔軟な転送を希望する場合は、以下の機能を活用できます。
- 転送後の削除:転送完了後にFTPサーバーからファイルを削除する場合、左下の「オプション」をクリックし、「転送が完了すると、全てのソースファイルを削除」にチェックを入れて有効化。
- 特殊文字の自動リネーム:ターゲットクラウドで許可されていない特殊文字を含むファイルを自動でリネーム。スクリプトファイルの生成や転送ファイルの一括フォルダ保存も可能。
- メール通知:「オプション」で設定し、FTPからS3に転送完了時に結果メールを受信(無人タスクに便利)。
- フィルタ機能:FTPサーバーからAWS S3バケットへ特定のファイルタイプのみ転送可能。「オプション」>「フィルタ」で有効化(※プレミアム機能)。
- スケジュール転送:「スケジュール」で毎日、毎週、毎月でFTPサーバーからAWS S3バケットの自動転送を設定(※プレミアム機能で高速転送も可能)。
逆方向の転送も簡単で、転送元と転送先を入れ替えるだけです。さらに、MEGAからGoogle Driveなど他のクラウドに移行し、ウェブサイトとデータベースの安全性を向上させることも可能です。
「コピー先」でFTPサーバーをAmazon S3バケットに転送
「クラウド転送」機能とは異なり、「コピー先」機能には追加設定はありませんが、FTPドライブのデータを複数のターゲットディレクトリに同時に移行できるのが特徴です。
ステップ 1:MultCloudでFTPを開きます。
ステップ 2:移行したいファイルやフォルダーにチェックを入れます。
ステップ 3:上部の機能バーから「コピー先」をクリックし、ポップアップウィンドウでAmazon S3のアカウントを選択します。また、複数選択にチェックを入れて、一度の操作で複数のデータをAmazon S3を移行先として指定できます。
ステップ 4:「はい」をクリックします。
ヒント:同じページで、FTPのコピーしたいファイルを選択し、上にある「コピー」をクリックして、Amazon S3のフォルダを開いてから上にある「貼り付け」をクリックし、選択したファイル/フォルダがAmazon S3に保存こともできます。
FTPサーバーのファイルとAmazon S3バケットをリアルタイム同期
FTPサーバーのファイルと常にAmazon S3バケットを同期したい場合、MultCloudの「リアルタイム同期」が最適です。手順は以下の通りです:
ステップ 1:上記の手順に従ってFTPとAmazon S3を追加します。
ステップ 2:「クラウド同期」をタップして、「リアルタイム同期」に切り替え、FTPサーバーを同期元、Amazon S3を同期先として選択します。
ステップ 3:「今すぐ同期」をクリックし、FTPのファイルとAmazon S3バケットをリアルタイム同期します。
ヒント:「オプション」で、一方向同期、双方向同期、移動同期、ミラー同期など、さまざまな同期モードを選択可能です。また、スケジュールやオプション設定(前項と同様)も利用できます。
- ★ベーシック同期内のオプションで有料版は以下の同期モード利用可能です:
- ミラー同期:ソースとターゲットのファイルを完全一致(ターゲット側の余分なファイルは削除)
- 移動同期:同期完了後、ソースディレクトリの同期済みファイルを全て削除
- 累積同期:ソース側でファイルを削除しても、ターゲット側の同じファイルは保持
- 更新同期:ソースの追加/変更ファイルを転送前に、ターゲットの全ファイルを削除
- 増分同期:毎回同期時にターゲット側にサブディレクトリを作成し、ソースの追加/変更ファイルのみ転送
- フル同期:毎回同期時にサブディレクトリを作成し、ソースの全ファイルを転送
- クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
- クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
- チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
- メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
- イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。
まとめ
FTPサーバーからAmazon S3バケットへファイルを転送する場合、手作業でのダウンロード・アップロード以外の方法として、MultCloudの利用がおすすめです。このツールを使えば、クラウドサービス間での直接転送・バックアップ・同期が可能になります。特にFTPからAmazon S3へのバックアップを行いたい場合には「クラウドバックアップ」機能が便利です。さらに「コピー先指定」、「削除」、「名前変更」、「切り取り」、「コピー」といった基本的なファイル操作機能も備えています。
MultCloudは個人ユーザーのクラウドデータ管理だけでなく、ビジネス用途のクラウド転送にも対応しています。Google Workspace、共有ドライブ、OneDrive for Business、Dropbox Business、Box for Businessといったビジネス向けクラウドサービス間の転送をサポートしており、特に「チーム転送」機能は、例えば、Google WorkspaceからOneDrive for Businessへ複数アカウントを一括移行するために特別に設計されています。
よくある質問
1.S3とFTPの違いは何ですか?
AWS S3では、他のプロトコルよりもはるかに拡張性が高いため、大量のデータを保管できます。有効ななインターネット接続がある限り、世界中のどこからでもアクセスできます。一方、FTPのスケーラビリティは、ファイルが保管されているサーバーに依存します。2つのプロトコルのもう1つの大きな違いは、料金の支払い方法です。
2.FTP転送が失敗する原因は何ですか?
FTP転送が失敗する原因は多岐にわたります。接続設定の問題、ネットワークの問題、サーバー側の問題、セキュリティソフトの問題、ファイルサイズの問題などが考えられます。
3.AWS S3の転送量に制限はありますか?
Amazon S3に格納可能なデータの総量とオブジェクトの数には制限はありません。個別の Amazon S3オブジェクトのサイズは、最低0バイトから最大5TBまでさまざまです。1つのPUTにアップロード可能なオブジェクトの最大サイズは5GBです。
MultCloudがサポートするクラウド
-
Google Drive
-
Google Workspace
-
OneDrive
-
OneDrive for Business
-
SharePoint
-
Dropbox
-
Dropbox Business
-
MEGA
-
Google Photos
-
iCloud Photos
-
FTP
-
box
-
box for Business
-
pCloud
-
Baidu
-
Flickr
-
HiDrive
-
Yandex
-
NAS
-
WebDAV
-
MediaFire
-
iCloud Drive
-
WEB.DE
-
Evernote
-
Amazon S3
-
Wasabi
-
ownCloud
-
MySQL
-
Egnyte
-
Putio
-
ADrive
-
SugarSync
-
Backblaze
-
CloudMe
-
MyDrive
-
Cubby