目次:
ユーザーケース:Synology NASでSharePointをバックアップできるか?
ユーザーケース:
皆さん、こんにちは。Synology NASの「Active Backup for M365」を使ってSharePointをバックアップしている方はいますか?もしそうであれば、ランサムウェア対策についてSynologyと相談したことがあるか、またはどのようにリスクを軽減しているか教えてほしいです。
現在、クライアントがクラウドバックアップの有料サービスを利用するか、自社でバックアップ用ハードウェアを購入するか迷っています。
- Redditからの質問
なぜSharePoint OnlineをSynology NASにバックアップする必要があるのか?
調査によると、多くの企業がSharePoint Onlineを活用しており、チームメンバーとの協業において最高のサービスと考えられています。また、SharePointに重要なデータを大量に保存することも一般的です。データの安全性を確保するためには、SharePointをSynology NASにバックアップすることが不可欠です。Synologyは以下の点で優れているからです:
- 様々なデバイスとの互換性:多くのクラウドサービスとは異なり、Synology NASはAndroid、macOS、iOS、Windows、Linuxなど、さまざまなデバイスで利用可能です。そのため、どのデバイスを使用していても、簡単にこのツールを活用できます。
- 無料アプリとサービスのサポート:Synology NASは特別なクラウドストレージサービスであり、Package CenterではNote StationやMomentsなど多くの無料アプリを提供しています。これにより、ユーザーはデータを最大限に管理できます。
- 伝統的なハードドライブとクラウドサービスの利点を兼ね備えた接続性:Synology NASは、従来のハードドライブとクラウドサービスの長所を併せ持つ優れた接続性を提供します。ユーザーはインターネットやネットワーク接続を介して、Synology上のデータにアクセスできます。
では、どのようにSharePointをSynologyにバックアップすればよいのでしょうか? 次の内容を読んで、2つの有用なソリューションを学び、最も適した方法を採用してください。
効率的にSharePoint OnlineをSynology NASにバックアップ「おすすめ」
クラウドサービスの発展に伴い、複数のクラウドサービスを管理し、シームレスにデータを移行できるクラウドファイルマネージャーが登場しました。その中でも、スマートなクラウドバックアップサービス「MultCloud」は特に注目されています。
名前からわかるように、MultCloudを使えば1つのプラットフォームで様々なクラウドストレージアカウントを一元管理できます。現在、SharePoint Online、Synology NAS、QNAP NAS、OneDrive、Google Drive、Dropbox、MEGA、Google Photos、Flickrなど、市場で人気の多くのクラウドサービスに対応しています。
これらのクラウドドライブをMultCloudに追加すると、より多くの機能を利用でき、ワンクリックで異なるサービスにアクセス可能になります。利用できる機能は2種類に分けられます。1つは基本機能です。例えば:Googleドライブで音楽を共有し、iCloudドライブからファイルをダウンロードし、Googleフォトに写真をアップロードすることなどが可能です。
もう1つは「クラウドバックアップ」のような高度な機能です。MultCloud経由でSharePointをNASにバックアップするメリットは多数あります:
- 簡単で効率的:MultCloudは左側のナビゲーションバーに主要機能が表示されたシンプルなインターフェースを提供しています。ユーザーは長く複雑なチュートリアルを読むことなくサービスを利用できます。また、MultCloudではデータをダウンロード/アップロードすることなく直接バックアップ可能です。
- スマートで信頼性の高い機能:MultCloudではクラウド間でのオフラインバックアップやスケジュールバックアップが可能です。同時に256ビットAES暗号化技術によりデータとバックアッププロセスを保護。これによりユーザーは安全にデータをバックアップできます。
- オフライン転送:バックアップタスク作成後、パソコンをシャットダウンしても問題ありません。バックグラウンドで処理が継続するため、手作業が不要です。
- スケジュール設定:毎日、毎週、毎月の3つのオプションから要件に合わせて設定して、都合の良い時間に自動転送を設定可能です。
では、SharePoint OnlineをSynology NASにバックアップしたいのはどうすればいいのですか?以下の手順に従って操作してください:
ステップ 1:MultCloudでアカウントを作成後、サインインします。またはFacebook/Googleアカウントで直接ログイン可能です。
ステップ 2:左サイドバーの「クラウドを追加」をクリックし、対応クラウドサービス一覧が表示されるので、SharePointとNASを追加します。
ステップ 3:左ナビゲーションの「クラウドバックアップ」を選択し、画面中央の2つのボックスが表示されます。最初のボックスでSharePoint Onlineを選択し、2番目のボックスでNASを選択して「今すぐバックアップ」をクリックして開始します。
ヒント:MultCloudがアクセス可能なのはSharePointの「ドキュメント」のみです。その他のデータは手動でバックアップする必要があります。
同様に、MultCloudを使用してDropboxをSynology NASにバックアップすることも可能です。違いは、最初ターゲットを再選択する必要がある点です。
逆に、NASとSharePoint Onlineを同期するにはどうすればよいでしょうか?左のタスクバーにある「クラウド同期」に移動し、元のディレクトリとしてNASを、ターゲットディレクトリとしてSharePoint Onlineを選択します。
ヒント:「オプション」で必要な同期モードを設定できます。
- 豆知識:ベーシック同期内のオプションで有料版は以下の同期モード利用可能です:
- ミラー同期:ソースとターゲットのファイルを完全一致(ターゲット側の余分なファイルは削除)
- 移動同期:同期完了後、ソースディレクトリの同期済みファイルを全て削除
- 累積同期:ソース側でファイルを削除しても、ターゲット側の同じファイルは保持
- 更新同期:ソースの追加/変更ファイルを転送前に、ターゲットの全ファイルを削除
- 増分同期:毎回同期時にターゲット側にサブディレクトリを作成し、ソースの追加/変更ファイルのみ転送
- フル同期:毎回同期時にサブディレクトリを作成し、ソースの全ファイルを転送
- クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
- クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
- チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
- メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
- イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。
一般的にSharePoint OnlineをSynology NASにバックアップ
SharePoint OnlineのすべてのデータをSynology NASにバックアップしたい場合、従来の方法である「ダウンロードとアップロード方式」を使用できます。この方法でOffice 365 SharePointをNASにバックアップする際は、インターネット接続が安定していることを確認してください。手順は以下の通りです:
ステップ 1:WebブラウザでOffice 365にサインインし、SharePointに移動します。その後、バックアップしたいデータを選択します。
ステップ 2:データをローカルパソコンにダウンロードします。
ステップ 3:Synology NASにアクセスし、「File Station」を開きます。ダウンロードしたファイルをドラッグとドロップでNASに転送します。
MultCloudと比べると、この「ダウンロードとアップロード方式」は手間がかかり、時間も消費します。しかし、十分な時間と忍耐力があれば、この方法でSharePointのデータをSynology NASにバックアップすることが可能です。
まとめ
ここまでで、SharePoint OnlineのデータをSynology NASにバックアップする2つの簡単で便利な方法を学びました。SharePointのドキュメントをNASにバックアップしたい場合は、MultCloudを使うのが最速かつ最も簡単な方法です。多くないのデータをバックアップする必要がある場合は、手動でファイルをダウンロードとアップロードすることもできます。
さらに、MultCloudを利用すれば、「クラウド転送」、「クラウド同期」、「リモートアップロード」などの便利な機能を活用できます。MultCloudは、クラウドストレージ間のデータ移行時にも高速な転送速度を誇るため、大容量ファイルの移動や同期でも安心です。例えば、「クラウド転送」機能を使えば、Amazon S3からWasabiへの移行も簡単かつ迅速に行えます。
よくある質問
1.SharePointのバックアップは必要ですか?
一度削除したデータは、自社でもマイクロソフト社でも永久に復元できないものとなるのです。このため、会社による定期的なバックアップは、SharePoint Onlineを安心して利用するために必要といえます。
2.SharePointのバックアップ期間はどうですか?
SharePointでは、実際の削除を超えて14日間、すべてのコンテンツのバックアップが保持され、お客様の完全なサイトコレクションの復元が容易になります。
3.NASのバックアップの頻度はどのくらいですか?
NASのバックアップ頻度は、データの量や重要度、運用状況などによって異なりますが、一般的には1週間に1度、フルバックアップが適切です。
MultCloudがサポートするクラウド
-
Google Drive
-
Google Workspace
-
OneDrive
-
OneDrive for Business
-
SharePoint
-
Dropbox
-
Dropbox Business
-
MEGA
-
Google Photos
-
iCloud Photos
-
FTP
-
box
-
box for Business
-
pCloud
-
Baidu
-
Flickr
-
HiDrive
-
Yandex
-
NAS
-
WebDAV
-
MediaFire
-
iCloud Drive
-
WEB.DE
-
Evernote
-
Amazon S3
-
Wasabi
-
ownCloud
-
MySQL
-
Egnyte
-
Putio
-
ADrive
-
SugarSync
-
Backblaze
-
CloudMe
-
MyDrive
-
Cubby