SharePointは、コラボレーションやドキュメント管理に優れたプラットフォームですが、ファイルをアップロードしようとする際に「アップロードに失敗しました」というエラーが発生することがあります。本記事では、この問題の一般的な原因を探り、解決するための実践的な方法を紹介します。
目次：
ユーザーケース
SharePointで同じ名前のファイルを置き換えようとすると、「問題が発生したため、...をアップロードできませんでした」というエラーが表示されます。
私たちは多数のファイルを管理しており、チームで編集を行っています。編集したファイルは一旦PCの「ダウンロード」フォルダに保存した後、再度SharePointにアップロードしています。しかし最近、一部のファイルでアップロード時にエラーが発生します。適切な権限を持っているにもかかわらず、異なる方法で試しても「権限エラー」が表示されます。
- answers.microsoftからの質問
SharePointにファイルをアップロードしようとすると、「問題が発生しました...」という曖昧なエラーメッセージが表示される場合があります。このような漠然としたエラーメッセージは、根本的な原因に関する具体的な情報が含まれていないため、ユーザーにとって非常に困惑するものです。この問題を解決するには、まず根本原因を特定する必要があります。
SharePointでファイルのアップロードに失敗する場合、以下のようなSharePointでアップロードできない原因が考えられます。効果的な対処を行うためには、これらのシナリオを理解することが重要です。
✨もし興味があれば、Office 365 SharePointサイトのバックアップ方法についてもご覧ください。
原因が特定できたところで、SharePointで表示される「問題が発生しました...」エラーを解決するための方法を詳しく見ていきましょう。
不安定なインターネット接続がファイルアップロードを妨げる可能性があります。ドキュメントをアップロードする前に、接続が安定していることを確認してください。
ブラウザに保存されたキャッシュデータがSharePointの機能を妨げている場合があります。潜在的な競合を解消するため、ブラウザのキャッシュをクリアしてください。
キャッシュのクリア方法は、ブラウザの設定または環境設定から「閲覧履歴データを削除」オプションを選択し、削除する時間範囲とデータの種類（キャッシュされた画像やファイルなど）を指定します。
問題がSharePoint側にある可能性もあります。公式サイトでサービスの状態を確認し、障害や問題が報告されていないか確認してください。
SharePointには許容されるファイルサイズと形式に制限があります。アップロードしようとしているファイルがこれらの要件を満たしているか確認しましょう。
対象のSharePointロケーションにファイルをアップロードする権限があることを確認してください。また、ユーザーアカウントにアクセスに関する問題がないかも確認が必要です。
ブラウザによってSharePointとの互換性レベルが異なります。別のブラウザで試して、エラーが解消するか確認してみてください。
一部のブラウザ拡張機能がSharePointの動作を妨げる可能性があります。不要な拡張機能を無効にしてみてください。
使用中のブラウザが最新版であることを確認してください。古いバージョンではセキュリティや互換性の問題が発生する可能性があります。
ブラウザのシークレットモード（プライベートブラウジング）を使用すると、キャッシュデータや拡張機能の影響を回避できる場合があります。
破損したファイルがアップロード時にエラーを引き起こすことがあります。アップロード前にファイルの整合性を確認しましょう。
上記すべてを試しても解決しない場合は、遠慮せずSharePointサポートに連絡して「問題が発生しました」エラーの解決を依頼してください。
上記方法で解決しない場合、サードパーティのクラウドファイル管理ツール「MultCloud」を試すことも選択肢です。このツールは主にクラウド間転送・同期・バックアップ用ですが、基本的なファイル管理機能（コピー、ダウンロード、共有、切り取り、貼り付け、削除、プレビュー、名前変更など）も提供しています。
MultCloudは、30種類以上のクラウドストレージサービスを一元管理できるプロフェッショナル向けクラウド統合管理ツールです。特にSharePointを含む各種クラウドサービス間での安全で効率的なファイル転送・管理を実現します。
以下はSharePointへのファイルアップロード手順です。
ステップ 1：MultCloud公式サイトで無料のアカウントを作成してログインします。
ステップ 2：「クラウドを追加」でSharePoint Onlineを選択し、認証手続きを完了してMultCloudに追加します。
ステップ 3：接続したSharePointアカウントから対象サイトの「ドキュメント」フォルダを開きます。
ステップ 4：画面上部の「ファイルをアップロード」ボタンからファイルを選択し、SharePointにデータをアップロードします。
ご利用の際は、SharePointサイトへの適切なアクセス権限が必要です。Windows／Mac／Linuxなどマルチプラットフォーム対応で、どのデバイスからも簡単操作が可能です。さらに、「クラウドバックアップ」機能を活用すれば、SharePoint OnlineをOneDriveなどへの大量データバックアップも簡単に行えます。
SharePointでファイルアップロード時に発生する「問題が発生しました」エラーは、ファイルサイズ制限や権限問題、ブラウザ互換性など様々な要因が考えられますが、インターネット接続の確認やキャッシュクリア、ブラウザ更新などの基本的な対処法から、MultCloudのようなサードパーティツールの活用まで、多角的なアプローチで解決が可能です。
特にMultCloudは30種類以上のクラウドサービスを一元管理できる強力なツールで、高度なセキュリティ保護のもと、SharePointを含む様々なクラウドストレージ間でのシームレスなファイル転送や管理を実現します。これらの解決策を適切に活用することで、SharePointのアップロード問題を効率的に解消し、生産性の高いクラウド環境を構築することができます。
1.SharePointでアップロードできない容量はどうですか？
SharePoint Onlineの1ファイルのサイズ上限は250GBです。この上限値は同期やダウンロード、アップロードに適用されます。なお、zipファイルの場合、20GB以上のファイルが圧縮されているとアップロード、ダウンロードができません。
2.自分でエラーを解決できない場合はどうすればよいですか？
解決できない場合は、SharePointのサポートチームに連絡して専門家の助けを求めることを検討してください。
3.このエラーはデータ損失の原因になりますか？
エラー自体が直接的にデータ損失を引き起こすわけではありませんが、作業を中断させ、適切に対処しない場合にデータ損失につながる可能性があります。定期的なデータバックアップを取ることが効果的な予防策です。
4.SharePointにアップロードしたファイルが表示されない原因は何ですか？
SharePointにアップロードしたファイルが表示されない原因はいくつか考えられます。ファイルがチェックアウトされたままになっている、ファイルが削除された、SharePointのライブラリ設定に問題がある、ファイルが破損している、ブラウザのキャッシュの問題などが挙げられます。
5.SharePointのエクセルが破損する原因は何ですか？
SharePoint上のExcelファイルが破損する原因は、主に複数人での同時編集時の競合、不正な操作、ネットワークの問題、Excelの不具合、そしてファイルの形式やサイズの問題などが考えられます。