この記事では、Dropboxにメールの添付ファイルを保存する4つの方法を紹介します。「Email to Dropbox」、「MultCloudのメール移行」、「Outlook版Dropbox」、「Power Automate」を使用して、添付ファイルをクラウドに転送する方法を学ぶことができます。
目次:
ケース1
以前は、OutlookからDropboxにメールと添付ファイルを簡単にコピーでき、業務用バックアップとして活用できました。しかし現在は手作業で行うしかなく、時間がかかる上に整理が煩雑になり、メッセージ本文が失われる問題も発生しています。Dropboxの仕様変更後もこの機能を利用できる方法をご存知の方はいらっしゃいますか?
ケース2
Gmailの添付ファイルを自動的にDropboxに保存するシステムを設定しようとしています。すでにメールアドレスの確認は完了し、Dropbox内に添付ファイル用の専用フォルダを作成、さらにDropboxの登録メールアドレスへメールを転送しました。しかし、転送したメールも添付ファイルもどこにも見つかりません。この問題についてご助言いただけると幸いです。
メールの添付ファイルをDropboxに保存することには、個人ユーザーや企業にとって多くの利点があります。Outlookの添付ファイルをDropboxに保存する主な理由をご紹介します:
まずはもっとも簡単なMultCloudの「メール移行」機能を活用する方法です。
「MultCloud」はクラウドストレージとメールクライアントを統合管理できるサービスで、Outlook、Gmail、Dropboxを一元管理可能です。その中の「メール移行」機能は、メールと添付ファイルをクラウドに直接転送するためのツール。メールをPDFファイルに変換し、添付ファイルと共にDropboxに保存でき、ダウンロードと再アップロードの手間が不要です。さらに1回の操作で最大200通のメールを移行できるため、大幅な時間短縮が可能です。
以下の手順を従って、メールの添付ファイルをDropboxに保存することができます。
ステップ 1:MultCloudの無料アカウントを作成してログインします。
ステップ 2:「メールを追加」をクリックし、各メールサービスのアイコンを選択し、アカウントにログインしてMultCloudに追加します。
ステップ 3:「クラウドを追加」をクリックして、Dropboxアイコンを選択し、アカウントを連携します。
ステップ 4:「メール移行」を選択し、移行元としてGmail/Outlook、移行先としてDropboxを指定して(OutlookまたはGmailのみの単独移行も可能)、「今すぐ移行」をクリックして移行を開始します。
Dropboxは、メールの添付ファイルをDropboxに保存する公式の方法として「Email for Dropbox」を提供しています。これを使用すると、専用のDropboxメールアドレスを作成できます。このアドレスにメールを送信すると、添付ファイルは自動的にDropboxの「メール添付ファイル」フォルダに保存されます。
ただし、以下の注意点があります:
1. 1通のメールに最大100個の添付ファイルを追加できますが、合計サイズは20MB未満である必要があります(メールクライアントによってはさらに小さい制限がある場合もあります)。
2. MacMailなどのようにファイルを「添付」ではなく「埋め込み」形式で送信するメールサービスはサポートされていません。
ステップ 1:Dropboxにログインします。
ステップ 2:プロフィールをクリックし、「設定」を選択します。ページをスクロールダウンし、「機能」セクションにある「Email to Dropbox」を探します。
ステップ 3:「Email to Dropbox」の横にある「設定」をクリックし、ポップアップウィンドウで「固有のメールアドレスを作成」をタップします。
ステップ 4:メールアドレスをコピーし、「完了」を押します。これで、このアドレスに送信した添付ファイルはDropboxの「メール添付ファイル」フォルダに自動保存されます。
ヒント:このメールアドレスを変更したい場合は、「Email to Dropbox」の横にある「新しいアドレスを取得」をクリックし、希望の新しいアドレスを選択できます。
「Outlook版Dropbox」はアドイン(追加機能)です。Outlookアカウントに追加すれば、OutlookのWebサイトから離れることなく、簡単にメールの添付ファイルをDropboxに保存できます。ただし、この方法はGmailの添付ファイルには利用できず、Outlookの添付ファイル専用です。
ステップ 1:Microsoft AppSourceで「Dropbox for Outlook」を検索し、「今すぐ入手」をクリックします。
ステップ 2:Outlookアカウントにログインすると、Outlook Web版に移動します。
ステップ 3:「Add」ボタンをクリックすると、「Outlook版Dropbox」の使用を開始できます。
ステップ 4:添付ファイルを含むメールを開き、右上隅の「3点アイコン」をクリックします。
ステップ 5:ドロップダウンメニューで「Dropbox」を選択し、添付ファイルを保存するDropboxフォルダを指定します。最後に「保存」をクリックし、Dropboxへのアップロードが成功したか確認します。
Power AutomateはMicrosoftのクラウドベースサービスで、様々なアプリやサービスを接続し、ワークフローを自動化して業務プロセスを効率化できます。Outlookのメール添付ファイルをDropboxに保存するワークフローを作成することが可能です。
ステップ 1:Power Automateにアクセスし、左サイドバーの「作成」をクリックします。次に「自動化したクラウドフロー」モジュールを選択します。
ステップ 2:フローに名前を付け、トリガーとしてOffice 365 Outlookの「新しいメールが届いたとき(V3)」を選択します。
ステップ 3:メールを移動させたいOutlookフォルダを選択し、その他の設定を行います。設定後、「+新しいのステップ」をクリックします。
ステップ 4:「制御」ボタンをクリックし、「各項目に適用する」を選択します。次に空白部分をクリックし、「動的コンテンツ」から「添付ファイル」を選択します。
ステップ 5:「アクションの追加」をクリックし、Dropboxの「ファイルを作成」を選択します。各項目を設定し、最後に「保存」をクリックします。これでOutlookのメール添付ファイルをDropboxに自動保存するフローが使用可能になります。
Dropboxへの添付ファイル保存を簡単にする4つの効果的な方法をご紹介しました。「Email to Dropbox」、「MultCloudのメール移行」、「Outlook版Dropbox」、「Power Automate」のいずれを選択しても、メールの添付ファイルを簡単にDropboxに保存でき、作業効率を向上させることができます。ただし、GmailとOutlookの両方のメールや添付ファイルをDropboxに保存したい場合、MultCloudソリューションが他の方法よりも汎用性に優れています。
さらに、クラウドファイルを自動的にDropboxに保存したい場合は、MultCloudの他の機能も利用できます。「クラウド転送」、「クラウド同期」、「クラウドバックアップ」の各機能を使用すれば、別のクラウドサービス、例えばAmazon S3から直接Dropboxにファイルを保存することが可能です。
1.ドキュメントを直接Dropboxに保存する方法は何ですか?
GoogleドライブなどのクラウドからDropboxへファイルを自動保存したい場合、MultCloudの「クラウド転送」機能が便利です。この機能を使えば、ダウンロードやアップロード作業なしでGoogleドライブからDropboxへ直接ファイルを転送できます。さらに、タスクのスケジュール設定や「フィルタ」機能で拡張子を指定したファイル選択も可能です。
2.メールをDropboxに転送できますか?
はい、前述の「方法1」で紹介したMultCloudの「メール移行」機能を使用すれば、メールをDropboxに簡単に転送できます。個人用Dropboxでもビジネス用Dropboxでも、ワンクリックで転送が可能です。
3.OutlookメールをDropboxに保存する方法はありますか?
OutlookメールをDropboxに保存するには、やはりMultCloudの「メール移行」がおすすめです。複数のOutlookアカウントのメールを1つのタスクでまとめてDropboxに保存でき、添付ファイルを含めるかどうかも選択できます。